Version 1.2.1

セマンティックでパーソナルな情報発信プラットフォーム

重要なことから先に

ようこそ。WordPress は私にとってとても特別なプロジェクトです。各開発者や貢献者が何かしら独自なものを加え、そして美しい何かを私たちは共に作っています。私はその一翼を担っていることを誇りに思います。何千もの時間が WordPress に注ぎ込まれ、このプロジェクトをより良いものにしようと私たちは日々力を注いでいます。WordPress をあなたの世界に受け入れてくれてありがとう。

— Matt Mullenweg

オンラインの資料

もしこの readme ファイルにあなたの質問の答が見つからなかったら、ぜひ WordPress の豊富なオンライン資料を利用してください：

WordPress Wiki: Wiki は誰でも参加可能なウェブページのようなものです。WordPress wiki documentation には多くの人の貢献によってかなり豊富な資料がそろっています。普段から頻繁に更新され、たくさんのリンクがそろっています。唯一の弱点は、最初の内はなかなか使い方が分からないことです。上の方にある検索ボックスを使うといいでしょう。
公式ドキュメント: wordpress.org 上にあるドキュメントは私たちが用意した公式の資料です。これにはリファレンスばかりではなく、 WordPress で行う様々なことのチュートリアルやガイドが含まれています。これを書いている時点ではまだほんのわずかですが、私たちはこの資料を充実させるべくベストを尽くしていますので、おそらくみなさんがこの文章を読む頃までには、このドキュメントは情報ではち切れんばかりになっていることでしょう。
開発ブログ: ここでは WordPress に関する最新のアップデートやニュースを知ることができます。ブックマークに登録してたびたびのぞきに来てください。
よくある質問ブログ: Wiki やメインのウェブサイトにある FAQ に加えて、ドキュメントチームの数人で更新している新しい FAQ ブログができました。この FAQ 自体も WordPress で運営されています。
WordPress サポートフォーラム: もし隅々まで探しまわってそれでも答が見つからない場合は、とても活発で大きなコミュニティを持つサポートフォーラムがお役に立つでしょう。うまく助けを得るには、分かりやすいスレッドタイトルをつけて、質問の内容をなるべく詳しく書いてください。
WordPress IRC チャンネル: 最後に、WordPress を使っている人たちの話し合いに使用されているオンラインのチャットチャンネルがあり、時おりここでサポートに関する話題も扱っています。上記 Wiki ページで案内されています。(irc.freenode.net #wordpresss)
訳注：日本語の資料とフォーラム: 上記はすべて英語です。日本語では以下が利用できます。
日本語の資料：WordPress Japan Wiki
日本語のフォーラム：WPJ フォーラム

動作環境

PHP バージョン 4.1 以上
MySQL バージョン 3.23.23 以上
... それとあなたのサイトに http://wordpress.org へのリンクを。

いくつかのオプション機能を利用するには Apache mod_rewrite が必要です。

WordPress は b2 を正式に引き継いだウェブログツールで、Michel V がスタートさせました。開発作業は引き続き WordPress の開発者たちによって行われています。 WordPress に支援をしていただけるのなら、どうか寄付をお考え下さい。

インストール：有名な"５分でインストール"

空のディレクトリに zip ファイルを展開します。
WordPad などのテキストエディタで wp-config-sample.php を開き、データベース接続の詳細（データベース名、ユーザ名、パスワード、そしてホスト名）を記入します。
このファイルの名前を wp-config.php として保存します。
すべてをアップロードします。
ブラウザで /wp-admin/install-config.php を開きます。これによりあなたのブログに必要なデータベーステーブルを設定します。もしエラーが発生するようなら wp-config.php ファイルをもう一度確認し、再度このインストーラを試してください。それでも失敗する場合は、できるだけ多くのデータを集めてサポートフォーラムに行ってください。
注意：パスワードは与えられます。
その後このインストールスクリプトはあなたをログインページに案内します。ユーザ名 "admin" とインストール中に生成されたパスワードを使ってログインして下さい。パスワードを変更するには 'プロフィール' をクリックしてください。

アップグレード

どのアップグレードでもその前に、index.php など変更したかもしれないすべてのファイルのバックアップコピーを必ずとってください。

これまでの WordPress から 1.2 へのアップグレード：

新しいファイルをすべてアップロードします。重要なファイル等は上書きしないように注意してください
ブラウザで /wp-admin/upgrade.php を開く。
ひょっとしてもっと何かしたかったですか？これだけです！

1.0 以上からのアップグレードなら、今あるテンプレートは正常に使用できるはずです。1.0 より古いバージョンからのアップグレードなら、あなたのテンプレートは少しだけ修正する必要があるでしょう。デフォルトの index.php を参考にしてください。

別のシステムからのアップデート

WordPress はたくさんのシステムからインポートすることができます。まず上記のように WordPress をインストールして動作させてください。そして次のインポートスクリプトの一つを使用します：

テンプレート

テンプレートのタグは数が多すぎるのと柔軟性がとてもあるので、この readme ファイルに収まりません。オンラインドキュメントを参照してください。（訳注：日本語訳はこちら）

クエリ文字列の用法

WordPress はかなりの数のクエリ文字列を通じて操作することができます。クエリ文字列の変数を受け渡す場合、最初の変数名は '?' クエスチョン・マークを伴い、その他の各変数は '&' 記号を伴います。クエリ文字列を直接使用する機会はないかもしれませんが、知っておくと便利でしょう。

index.php?m=200107 ：２００１年７月の投稿を表示します。

index.php?m=20010701 ：２００１年７月１日以降のすべての投稿を表示します。

index.php?w=20 ：その年の２０週目の投稿を表示します。１月１日を含む週が第１週です（PHP による）。

index.php?p=50 ：データベースで #50 とラベルされている投稿を表示します。

index.php?s=blue+house ：検索語句 "blue house" と一致する投稿を表示します。

index.php?cat=1 ：カテゴリ番号１（１はデフォルト）に属する投稿すべてを表示します。カテゴリは WordPress の管理画面から追加 / 名称変更 / 削除することができます。

index.php?author=1 ：ユーザ番号１（Auther ID）の投稿すべてを表示します。

index.php?p=50&page=1：投稿番号５０の最初のページを表示します。これも各エントリ毎に p= を伴います。

これらの変数を組み合わせることも出来ます。例：
index.php?m=200107&s=hotdog：検索語 "hotdog" に一致する、２００１年７月の投稿を表示します。

XML-RPC インターフェース

WordPress は XMLRPC インターフェースを備えています。現在サポートしている API は Blogger API、metaWeblog API、そして MovableType API です

Blogger API は WordPress で完全にエミュレートするようになりましたが、ほんの少しだけ次のような違いがあります：

番号 'zero（ゼロ）' を伴って blogger.getRecentPosts を使用すると、その blog のすべての投稿を返します
blogger.getTemplate はあなたのファイル $blogfilename（config で指定されている）を取得し、blogger.setTemplate は編集したデータでそれを上書きします
blogger.getUsersBlogs はダミー関数で '1' と$blogname を返します。これは WordPress が今のところ一つの blog しかサポートしていないからです。

blogger.newPost を使うと、タイトルなしでカテゴリー ID １に投稿されます。

しかし <title>私のタイトル</title> や <category>2<category> を投稿の本文に含めると、その投稿はタイトルが '私のタイトル' になり、カテゴリー ID は 2 になります（カテゴリーの ID 番号を調べるには管理画面のカテゴリーのセクションを参照して下さい）。そしてそれが投稿されると、その投稿の本文からは余計な情報（タイトルやカテゴリ）が削除されます。

metaWeblog と MovableType の API は今のところ次の例外をのぞいた物がサポートされています：

metaWeblog.newMediaObject、mt.getRecentPostTitles、そして mt.getTrackbackPings がまだ実装されていません
mt.supportedTextFilters はダミーの控え関数で空の文字列を返します
MovableType API ではキーワードがサポートされていません

MovableType API の追記された( Extended )エントリは WordPress の  タグと変換されます。

次のようなツールを使用して WordPress に投稿できるようになりました：
BlogBuddy、Bloggar、WapBlogger（Wap 規格携帯電話からの投稿！）、Radio Userland（これは Radio のメール-to-ブログ機能を使用できるということです）、Zempt、NewzCrawler、そして Blogging API をサポートするその他のツール！(^^)

仮に http://example.com/me/wp-login.php にある WordPress にログインしたとすると、あなたの XMLRPC サーバ / パスは次のようになります：

サーバ：http://example.com/ （いくつかのツールはホスト名の部分 'example.com' だけを必要とするかもしれません）
パス：/me/xmlrpc.php
完全な URL（念のため）： http://example.com/me/xmlrpc.php

メールでの投稿

メールクライアントから記事を投稿することが出来ます！これを設定するには「設定」ー「投稿設定」に行き、"秘密の" POP3 アカウントの接続に関する詳細を入力します。そして、新規投稿がないかメールボックスを確認するために wp-mail.php を定期的に実行するように設定する必要があります。これは Cron のジョブとして実行できますし、もしあなたのホストが Cron をサポートしていなければ、様々なウェブサイト・モニタリング・サービスを調べて、あなたの wp-mail.php URL をチェックさせることもできます。

投稿は簡単です。設定したメールアドレスに送られてくるすべてのメールが投稿され、件名がその投稿のタイトルになります。このアドレスは他に使わない方がいいでしょう。投稿が成功するとそのメールはこのスクリプトによって削除されます。

ユーザレベル

ユーザ登録を可能にするかどうかは一般設定で設定できます。「登録メンバーならだれでも記事を公開できようにする」が無効になっているなら、新規登録ユーザの投稿を許可するには、まず最初にそのユーザのレベルを引き上げる必要があります。ユーザページでそのユーザ名横のプラスマークをクリックしてください。

ユーザレベル

0 - 新規ユーザ
1 - ユーザ：投稿と自分の投稿の編集 / 削除ができます。
5 以上 - admin（管理者）：投稿と他の人の投稿の編集 / 削除、そしてオプションの変更ができます。
1 より上のユーザは誰でも、自分より下のレベルのユーザの投稿を編集 / 削除したり、そのユーザのレベルを変更することができます。例：レベル 2 のユーザは admin（管理者）ではありませんが、レベル 1 ユーザの投稿を編集することができ、また新規ユーザのレベルを 0 から 1 に上げることができます。

通常は自分以外のユーザのレベルを１にしてチームを組むといいでしょう。

最後のメモ

提案、アイディア、コメントをお持ちだったり、あるいはバグ（うわっ！）を見つけたのなら、サポートフォーラム（英語）に参加してみませんか？（訳注：日本語でのフォーラムもあります：WPJ フォーラム）
WordPress にコードを簡単に拡張する堅固なプラグイン API が備わりました。このプラグインの利用に興味をお持ちの開発者は Wiki のドキュメントを参照してください。ほとんどの場合はどのコアコードも修正すべきではありません。

著作権

WordPress は GPL（license.txt 参照）に基づいてリリースされています。