仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2014/9/28 Sunday

着物の楽しさ、難しさ その2

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着物の楽しさは、季節の先取り。だから桜の季節に桜の柄の着物は野暮になる。それは二月くらいに、まだぴりりと寒いとき、春の訪れを待ちながら、着るもの。

今日のように日中が27度くらいになっても、もう、麻や絽は着ない。その理由は簡単だ。

昔は、すべて手縫いで作る。注文しても、一月以上かかる。だから、春先には遅くとも夏の着物を注文する。意識の中に、二月くらい前から次の季節の柄があって、それを考えながら、コーディネイトする。暑くなったからと慌てて、夏物を出すのは、単なる怠慢というわけ。

この季節、9月の終わり頃は、単衣の季節なのだが、合わせるは難しい。昨日は、室内で過ごす時間が大半だったから、単衣の薄桃の一つ紋の色無地に、抹茶色の塩瀬の帯にしてみた。春先の合わせ方だが、日中は暑いので、冒険してみた。

今日は、北鎌倉を歩くので、汚れてもいいように、緑縞の紬に、帯は肌色の絽の帯にしてみた。帯は名古屋で、芯も付いているが、草花が刺繍された絽の生地。これも9月の最後だからと、合わせてみる。

難しいのだが、なんどか冒険、あるいは、挑戦してみて、訪問先とぴったり合えばうれしい。誰でもできるというわけではなく、定番もなく、季節と天気、気温に合わせて、コーディネイトするだけだ。こういう試行錯誤は、経験となって、他の季節にも応用できることが多い。

もちろん,今の話は、お出かけ用であって、冠婚葬祭は、基本通りになる。ふだんの着物や、お出かけに着物という意味での楽しさ、難しさである。この部分がいままでの生活で抜けていた。訪問着を着て、オペラをみるという楽しさを知らずにいた。会場の微妙な温度にも着物は、順応してくれる。絹は暖かく、そして、涼しい。

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