仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2012/5/25 Friday

本を読むという快楽

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スゴ本オフに出るまで、昔、図書委員をしていたことを忘れていた。小学校の図書館で、自分が借りた本にすでに読んだ人がいるのだという驚き。ここにある本を全部読まないうちに、卒業するのだという漠然とした哀しみなど、記憶の片隅に残っていた。

中学は途中で転校したので、記憶も曖昧である。うちは、本屋さんにツケで本を買うことができた。欲しい本があると、これお願いしますと、ご主人に見せ、家に持ち帰る。たぶん、中学生にお金を持たせることを嫌ったのと、どんな本を読むのかが管理で来たからではないか。大人になってもそれは続いて、かかりつけの医者を持つように、専任の本屋さんがあった。

本は定価で買うものと信じていたから、ときどき、割引になると嬉しかった。広尾の本屋さんは社員証を見せると5%引きになったのに、欲しいものがなくて、お取り寄せなので、あまり利用していなかった。

八重洲ブックセンターができたときのうれしさ、欲しい本がその場で探せて買えるのは画期的だった。わざわざ千葉から出かけていって買い求めた。そのあとでアマゾンができて、アマゾンでは絶版になった中古本も買えて、世界がずいぶんと変わったように思う。

今年はブックオフに105円コーナーがあることを教わって、駅前のブックオフで大人買いしたりした。お洋服を買うことに較べて、はるかに安いので,危険なのだ。昔読んでいたシリーズを思い出したり、全集ものに手をだしたり、だんだん家の中が本で占有されてくる。本は捨てられないから、だれかに差し上げるしかない。

というのも中古本の買取は1円くらいと、聞いているので、それなら、読んでくれそうな人に差し上げようと思う訳だ。読みたい本はそばに積んでおく。徹夜本といわれるものは、一気に読みたくなるから、上中下を全部用意して、読み出すことといわれた。何日も徹夜できそうなくらいの冊数になっている。

読書はひとつの快楽だから、それを命がけで読むことは、ある意味、正統なのかもしれない。一冊の本にひとつの人生が集約されている。どうせ時間を費やすなら、お薦めの本がいい。ゆるい意味での知合いのお薦めなら、そう相違はないだろう。書評などは斜め読みして、買い求めた方がいい。

週末ごとに本を読む楽しみがあり、スゴ本オフも毎月開催されていて、その度に読みたい本が増えていく。退屈でも空虚でもない、健全な快楽だと思う。

2012/5/19 Saturday

5月は飛ぶように過ぎていく

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連休が終わったばかりだと思っていたら、もう20日。世間は、5/21の金環日食で夢中になっているが、今ひとつ乗れない。珍しい日食観察と同時に、日本各地で天変地異が起きているのではないか。

大震災以来、季節がずれているような気がする。いや、二三年前からそうだった。春がなくて、いきなり夏が始まったり。温帯のはずがスコールのようなゲリラ雷雨になったり。

わたしは、自分が本が好きだということを忘れていた。ライブラリーには実用書ばかりで、文学はなかったし、近くの図書館にもずいぶんとご無沙汰している。そんな中、密林やブックオフは、欲しいものが買える不思議な空間。積ん読という言葉があるが、読みたい本は身近になければ、すぐに読めない。買った本を寝かしておいて、その時が来たら読むというのは、ありだと思う。

香しい五月は、本当は新緑を求めて戸外にでるのがふさわしいのだろう。でも、休日に寝そべって、好きなだけ本が読めるというのも、すてきな愉しみなのだ。

2012/5/16 Wednesday

スゴ本オフ、ハヤカワ編に参加して思ったこと

Filed under: - site admin @ 23:34

スゴ本オフ、回を重ねるうちに進化している。今回は早川書房のしばり。ミステリー、ビジネス書、ロマンスとさまざまなジャンルの本が揃った。根岸さんが丁寧にツイートしてくれたので、臨場感が伝わったのではないか。主催者のダインさんの紹介もすごい。

今回、持っていった本は6冊。1970年から80年代の作品。

あの日暑くなければ (ハヤカワ文庫NV)
卒業 (ハヤカワ文庫 NV 61)
ローズマリーの赤ちゃん (ハヤカワ文庫 NV 6)
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
皮膚の下の頭蓋骨 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 129‐2))
NかMか (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

昔、ミステリーマガジンを購読していたことや、世界ミステリ全集を揃えていたことを思い出す。1970年代、ミステリ本が充実していた池袋の西武まで買いに出かけた。まだ、八重洲ブックセンターのできる前のこと。早川というのはオシャレな出版社で、映画をみて、原作を探すと大抵早川書房から出ていた。 (more…)

2012/5/10 Thursday

トスカ、ハイライト公演

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5/6の連休最終日、銀座ヤマハホールで、トスカのハイライト公演があった。

与那城 敬/スカルピア、高田正人/マリオ・カヴァラドッシ、小川里美/トスカ、彌勒忠史/演出・解説、清水のりこ/エレクトーンtosca

三人だけのハイライト公演なのに、時間の経つのが早すぎて、もっとみたいと思った。与那城さんのスカルピアは、歌唱力だけではない。元が美男子だけに凄みがでている。歌姫トスカに恋をして、でも自分のものにするために策を練る。一度みたら忘れられない。

マリオ役の高田さんは、歌声もすばらしく正統派の演技なのだが、もっと甘さ、熱い情熱のようなものがあれば、ドミンゴに迫るところがあったと思う。

トスカ役の小川里美さんは、情熱的に恋人を思いながら、信心深い女を演じた。マリオを救うために、スカルピアに旅券を頼み、そして、殺人まで犯してしまう。捕らわれた恋人に愛に行き、これからの未来ついて語る。そして終焉。恋する男を失った彼女になにが残っていたのだろうか。幕切れはあっけないほどだ。

333人定員のヤマハホールで、この時間を共有したものは幸いである。心にしみるよい公演だった。

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