仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2011/5/31 Tuesday

安政二年の江戸の文書

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毎週、一回、お城に江戸の古文書整理に出かけている。ボランティア活動だ。本物の文書を好きなだけみることもできるし、江戸の人びとが何を感じていたのか、それを知る楽しみがある。

今日は、二ヶ月ぶりに途中まで解読してある資料をひもとく。安政二年といえば、幕末。この村で起きた用水の一件は、残された全部の資料を読んでみないと、すっきりはわからない。

今日は午後、みんなでこちらの文書の一部を読み合わせした。予め作ってある解読文をみながら、本文を読んでいく。ひとりでは判読できない文字もみんなで判断すると、不思議と読み解くことができる。こういう資料を大切に保管してくれた方がいるから、江戸のことがわかるのだ。

出てくる地名は、今のバス路線と似ている。村々への伝達は、決まりがあって回る順序もいつも同じだ。隣村との協調も大切なこと。出てくる地名を地図でなぞって、昔に思いを馳せる。

2011/5/26 Thursday

二人乗り、平田俊子

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資生堂の昨年の対談以来、気になっていた平田俊子さんの詩集や小説を大人買いしてしまった。今日の午後、仕事の合間の時間に読み始めた。読書は夜、読むものではない、というのが持論。作者はたぶん深夜、あるいは明け方に著作しているのかもしれないが、そういうときでも、読者が昼間、明るいところで読んでくれることを意識して、書いているのだと思うから。

今の気分に合うから、この話を続きがかけそうな気がする。読者にそう思わせるのは大切なポイントだ。かけ離れてはいけない。付くように、離れないように、そして心を捉える。

この前、よんだ「スロープ」に較べて、「二人乗り」は、格段にうまい。生活の匂いがする。本物っぽいのだ。平日の午後、仕事を少しだけ放り出して読んだので、スリリングだった。この本の装丁で、ちょっと損をしている。自転車にのることではないのだと思った。

二人乗り 平田俊子著

2011/5/22 Sunday

週末っていいですね

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先週、決算報告書を会計事務所に提出したので、週末は久しぶりにのんびりした。読みたい本が積んである。昔から、「積ん読(つんどく)」ということばがあるが、これは理にかなっている。つまり、読みたい本があって、少し時間が取れたとき、手を伸ばせば届く距離にないと、その本は読む機会を失ってしまう。読みたいといって、ネットや書店で探す時間のうちに、別にやりたいことが出てきたりする。

積ん読には、海外のDVDもあって、それを全部見てしまうと、三日間、眠らずに見ることになる。まあ、三日分くらいだから、いいが、これが一月分になったら、大変だ。見なければという、ストレスにもなりそう。

週末は、お料理を作ったり、スイミングプールに出かけたりして過ごす。新しいウォーキングブーツもおろした。大震災後、生活の基本が変わってしまったような気がする。それでも日々、楽しみを見つけて、前に進むしかない。わくわくする思いがなければ、人として生きている価値がないような気がする。

2011/5/17 Tuesday

津田直さんの作品集が届いた

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資生堂の対談を見て、ぜひとも手に入れたいと思った津田直さんのが届いた。演劇のチケットを大きくしたような重厚さと、遊びがある。忙しいのに、作品集に見とれて、ゆっくりと読みたいと思った。平田俊子さんの詩集、宝物、そして、スロープも届いた。

一気に文化的になったわが家。お洋服を買うより、何倍も楽しい。来年になっても、そして10年くらいたったも色あせない本はすてきだ。密林のおかげで、居ながらにして、本が手に入る。それは便利なのだが、代わりに家の近くにあった本屋さんが廃業している。時代の流れというが、町の本屋さんも健闘してほしいのだ。ペラペラとめくって眺める楽しさは、ネットの本屋さんにはない。お試しで中身をみることはできるが、あれは装丁という芸術品を手でさわって、目で味わうもの。

ツイッターをする間がないと、ブログがかける。このあたりも、当たり前すぎて笑える。人はだれかに向かって、いつも語りかけているのだ。相手をしてくれる人がいれば、そちらに顔を向けたくなる。

2011/5/15 Sunday

源氏香 紅梅を焚いてみた

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震災後、心がざわざわとして落ち着かない。支援物資は何度か送っているが、それだけではすまない気分になる。現地に出かけてボランティアをしたらいいのでは、と真面目に考える。わたしにできることで支援していきたい。

思い出して、お香を焚くことにした。こういうときは、アロマではなく、お香。松栄堂さんで求めた、源氏かおり抄の紅梅をゆるらせる。みやこ炭を起こし、うっすらと灰をかけて、練香を載せる。少し経つと煙が揺らいでくる。何個、焚いたろうか。部屋が違う空気で満たされ、遥か昔の風景を思い出す。

風があるから、一室で焚いた香りが家中に緩やかに伝播する。心が落ち着かないと、先に進めない。歩くことすらできない。いつまでも、止まっているわけにはいかないのだ。休日なのに、快晴なのに、外に出ることをためらっている。ちくちくと縫い物をした。枕カバーを直し、小物入れを張り替える。針を進めているときは、心は静かだ。

お香も針仕事も、平安の頃から、女たちが続けてきたこと。ミシンができる前は、すべて手縫いの服を着ていた。それだけに、お姫様でも縫うことは必要だったのだろう。女たちの知恵が、これからの新しい暮らしにおおいに役立つような気がする。男たちに任せてはだめ。自分たちの視点で、そして、正しいことは正しいと叫ぼう。

2011/5/14 Saturday

花椿、戦後復刊60周年記念対談、「よむことば、みることば、めぐることば」に行ってきました

Filed under: - site admin @ 20:05

「花椿」は、いつもオシャレな雑誌で、化粧品というより、文化が詰まっていました。あるとき、急に詩を募集して、大学生のわたしも応募しました。あれから何十年もたって、戦後復刊60年が過ぎて行きました。

昨年の今頃、「ことばの壁抜け」ということで、詩人の平田俊子さんと、歌人の穂村宏さんの対談に参加しました。ふたりの絶妙なやりとり、そして、平田さんが朗読した、「カメラ」という作品に戦慄しました。

一年ぶりに参加したのは、作家の柴崎友香さんと、カメラマンの津田直さんの対談。「よむことば、みることば、めぐることば」。二人にはいくつかの共通点があって、まず巨木好き。そして、地図マニア。柴崎さんが最初に紹介したスライドは、世田谷区砧公園の桜の大木。二人とも関西出身なので、東京には緑が多い、特に山手線の中に緑があるのが信じられないといいます。

時期にもよりますが、お茶の水から四谷にかけてのお堀端の桜は見事です。山手線でも原宿があるし、確かに緑が多いかもしれない。そこから話は飛んで、津田さんがアイルランドで撮った作品集、Storm Last Night のスライドを見ました。普通のカメラでは、撮れないと感じて、このために特別なカメラを調達してでかけたそうです。

古地図を頼りに、でかけたりもしたそうです。アイルランド、わたしは、イギリスに一年もいたのに出かけていないのです。ちょっと羨ましかったです。津田さんは、大震災後の東北にも旅しています。大きな地図を持って出かけ、うらの白地図部分に、日記のようにメモを残しています。地図は、そういう使い方をしているそうです。

一方、柴崎さんは、地図を広げない小説が書けない。駅からの道順とか、公園がどちら側にあるのか、など主人公の暮らしの基本的な設定ができないと何もかけないそうです。正確さを求められているが、最後の道一本が架空の世界になるらしい。小説に正確に場所や位置関係を留めておくのは、それがひとつの記録となるから。現に、自分の小説の中に描いた喫茶店が、隣の建物のもらい火事で、跡形もなく消えてしまい、小説の中に残ってるだけということがあったそうです。

今という時間を切り取って貼付けるのが、作家の仕事なのかもしれません。この対談も思いがけない面を見せてくれて、銀座でそれも雨の中、出かけて行った甲斐がありました。本日、まとまった時間がとれたので、二人の作品を注文してしまいました。現地で買って、サインしてもらうこともできたけれど、雨だった、荷物を持ちたくなかったのです。

届いたら、またゆっくりと味わうことにします。なお、会場で、昨年の対談の別刷を配布していて、ほくほくしながら貰ってきました。言葉が残されているというのはすてきです。

2011/5/12 Thursday

春が来て、夏にならずに、梅雨が来る

Filed under: - site admin @ 23:21

今年の黄金週間に、冬物はしまった。その後、夏のような日が続いて、半袖も着ようかと思ったら、雨になった。雨が三日続くと、肌寒い。冬物はないから、スカーフを首に巻き、ひざ掛けをかける。

去年もこんな異常気象だった。これが日本の四季に定着するのかもしれない。3.11以後、そのことを語らずに暮らせる人と、変化せざるを得なかった人に大別されるようだ。ブログを読んでいると温度差を感じる。南三陸の方のブログを読んで、今の現状がよくわかった。支援は引き続き必要だと思う。

9年間も海辺の町に、家を借りて住んだので、海の香りや景色が馴染んでいる。台風の日は、雨戸を閉めて早めに休んだ。あの頃は津波が来ることなど、少しも考えなかった。地震と津波の因果関係が、こんな目に合うまで、わかっていなかったのだ。

今、自分にできることを少しづつしている。節電も去年にはなかったキーワード。食生活も大幅に見直して、放射能に負けない食事を考えている。戦争を知らないわたしたちにとって、破壊された風景を見ることは、胸が痛む。2011年がもう一つの戦後なのかもしれない。反原発のデモ隊に一般市民が参加している。日本が、本当の意味で復興できるかは、ひとりひとりの考え方にかかっている。どちらでもよいとか、なるようになるとか、ではだめ。自分たちで創造していくしかない。

2011/5/7 Saturday

ひとも食べられるというキャットフード

Filed under: - site admin @ 13:31

ドッグキャットフードの無添加安心本舗ファンサイト応援中

猫が二匹いるが、安全な食を願って、新鮮な魚を買いに出かけている。キャットフードも安心できるものと考えて、こちらにたどりついた。ドッグフード無添加安心本舗のモニターになって、さっそく与えてみたら、うれしいそうに食べてくれた。猫も家族の一員なので、ほっとする。暑くなる季節に安全なキャットフードは貴重だ。こちらの製品は、人も食べられるというのがキャッチフレーズ。さすがに試してみることはないが、それだけ考えられて作っているということだろう。

2011/5/6 Friday

今年の黄金週間の過ごし方

Filed under: - site admin @ 20:51

今年は二日休めば10連休、旅行、買い物、食事、美術展など、過ごし方はさまざまだが、みんな楽しみがたくさんあったはず。3.11以降、世の中の流れが変わってしまった。

家では、もともと暦通りに働くのが常だったから、旅行は考えていない。4/29には上野でどきどきしながらオペラを聴いた。そして、春夏物の衣替えに合わせて、東北への支援物資を作った。モノを送る時、送り先の事情がわかっていれは、ほしいものを届けられる。西條さんが考えた、ふんばろう東日本支援プロジェクトは、すてきだ。荷物をまとめながら、必要な地区を探して、発送した。

今日、確認したら、結構いっぱい集まっている。もうひとつ、SNS付き合いで気仙沼に荷物を出した。こちらは、中学の卒業生が中心となって救援物資を送っている。家にある新品洋服をあちこちから集めて、結局、三日間かかってしまった。もう五月なのだから、明るい春物が着たいだろうと思う。おかげで、家の中も少し、片付いた。

片付けものをしていると、クリエイティブな気分にはなれない。今夜は豆カレー、茸カレーのレトルトパックを使う。震災時の予行練習のようにお湯の温度や時間をチェックする。熱湯に入れて5分おくだけで、熱々のカレーが楽しめるのだ。もう少し、備蓄しようと思う。いただいた、たらの芽を天ぷらにして、ついでにシメジの天ぷらも作る。

いただいたサニーレタスにチーズを切って、オリーブオイル+米酢+塩のシンプルなサラダを作る。デザートに、チーズケーキをいただく。カレーの後にはぴったりする。

明日から土日が始まるが、もう少し、部屋の片付けを続けて、いらないものをどんどん捨てよう。手放せば、新しく何かが入ってくるのだ。

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