仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2011/3/31 Thursday

年度末、帰ってきた秋田犬

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世紀末ではなくて、年度末。明日からはまた、新しい期が始まる。季節が再びやってくるのと同じく、人の暮らしも再生するのだ。

大地震の後の津波で、ゆくえが分からなくなっていた秋田犬のシェーンが、ずぶぬれになって、飼い主のいる高砂中学校避難施設にあらわれたというニュースを読んで、涙がこぼれてしまった。両側の肘部に創傷を負っており、抗菌剤による加療を行うと、書かれてあった

よく痛みに耐えて、戻ってきたと思う。うちにも、猫二匹がいるが、地震のあと、一匹は余震にも過剰に反応して、可哀想なくらいだ。モノがいえない動物の哀しみも、助けてあげる人がいてほっとする。

明日はエイプリルフールだが、嘘を楽しむような気分にはなれない。自粛はいけないというが、少しの間、静かに暮らしていたいと思う。いま、普通に暮らしていても、気分が晴れない人は多い。みんなができることをして、少しづつ先に進もう。

着物を着て、上野の山を歩いたのが夢のようだ。音楽は人の心を癒すから、週末は好きな音楽にどっぷりと浸っていたい。

2011/3/30 Wednesday

黄表紙を読むの最終回だった

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江戸のくずし字講座を主宰しているが、この一年余り、黄表紙を読んで来た。今日が、その最終回である。担当される先生の日程が取れず、なんとか三月中に完了させようと、受講生たちも必死で付いてきた。

筆物語、主人公は、硯箱、巻紙、お鹿、硯の介、文鎮、朱墨、玄墨と、文房用具が勢揃いする。歌舞伎仕立ての一幕があったりと、戯作者が楽しみながら、書いているのがわかる。

楽しい時間は、あっという間に過ぎて、今は今しかないということに気づくのだ。4月からの古文書講座は、初心に帰り、近世畸人伝も巻二、巻四からスタートする。勉強することは楽しい。特に大人になってからはそう思う。お客様と充実した時間が過ごせるよう、心配りしたい。

2011/3/26 Saturday

暮らしを楽しむ

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地震と津波と原発に占有されているメディアから、遠いところで暮らしたい。必要な情報は自分で判断して選択する。

今日は晴天。昼間は暖かだった。庭の豊後梅が満開だったのが、いつの間にか散ってしまった。今年は、椿の当たり年。椿御殿みたいに咲き誇っている。何十年と暮らしていて、こんなに満開だったことはない。

春がそこまで来ているのに、それを話題することすらためらわれる日々。よそ行き用にとってあるカシミアのキャメル色のカーディガンを普段着におろした。もったいないとか、汚れるからとしまってあるものもどんどん使おうと思う。

暮らしを楽しむことは、人生を楽しむこと。悲しんでばかりいないで、その人たちの分まで生きればいい。美味しいお菓子を取り寄せたり、届いた果物を近所にお裾分けしたり、できることから始めよう。

2011/3/24 Thursday

那須御用邸の浴場、避難者に開放へ 宮内庁発表

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大地震で避難所に暮らす人に、天皇自ら、御用邸の開放を望んだという。ささやかでもお役に立ちたいという気持ちが、うれしいことだ。

また、第一グループの停電に合わせて、自主停電されている。寒いのは厚着をすればいいと、ローソクの明かりでの食事もされているという。東宮御所でも同じらしい。

東京首都圏に暮らす私たちも、エアコンなしで頑張っているのだから、お気持ちはとてもうれしい。ただ天皇の健康状態も心配だ。御所にはソーラ発電を取り付けてもいいのではないか。計画停電が長引くことなく、解消されるのを祈るばかりだ。

2011/3/23 Wednesday

闇に光をあてる

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着物箪笥の上を片付けていて、二冊の本を見つけた。ちょうど一月前、急に読みたくなってクローゼットから探し出した、少年少女文学全集「ロビンソン漂流記」と、「ギリシャ神話」。その偶然に驚く。

その後、慌ただしい日々を過ごし、すっかり忘れていた。3.11大地震から、世の中が変わってしまったと嘆く人は多い。残されたものの使命は、普通の生活をして、消費し、生産し、その中から被災地に募金などの支援をすることだと思う。いっしょにいつまでも泣いていてはだめだ。できることから始めよう。

京都に知合いが多いが、阪神大震災を経験しているせいか、優しく励ましてくれる。二週間くらいしたら、少し元気がでるから、あと一週間頑張ってといわれて、少し泣いてしまった。仕事をきちんとやること、日々を真面目に過ごすこと。そして、楽しみを用意しておくこと。

今は闇に光をあてる仕事を担当している。闇を照らす光になりなさいと、いうことなのだろう。

2011/3/19 Saturday

大地震から一週間経った

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まるで世の中が変わってしまったかのようだ。メイルの最初に、ご無事でよかったですと、書いている。当たり前のことが、こんなにも脆く崩れ去るのか。

自分の中に、いくつかの強固な部分をもっていないと生き延びられない。この6年間、毎月お料理教室に通って、厳しい指導を受けたので、たいていの料理はできる。いまある身近な材料で、おもてなしお惣菜を作るのは簡単。いざとなったら、毎日パンケーキを焼こう。

ブログでの情報発信も、そのひとつかもしれない。日々の出来事を載せているだけだが、思いがけない人から読んでいるといわれて驚く。

大地震のあと、日々、ヤシマ作戦を実施している。これまで、無造作につけていた電気、エアコン、床暖房。それが大停電になるなら、みんなで節電するしかない。昭和に育った人なら、少しくらいの辛抱はできる。豊かさと、そうでないものを見分けること。浪費は、豊かさとは違うことに気づく。

必要なものはほんの少しあればいい。そして、それがあることで、季節を感じたり、心が優しくなれるものなら、堂々と注文して、手元に置こう。自分の人生は、自分で選べばいい。この時期に、夜などは時間があって、いろんなことを考える。

ニュースもときどきチェックすればいい。揺れはときどきになってきた。少しづつ、世の中はよい方に向かっている。復興のとき、その一部始終を覚えていて、子どもや、孫たちにも伝えよう。いままで遠慮していた人は、本気を出して頑張ってほしいと思う。

2011/3/17 Thursday

日本人に生まれたこと

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まさか、こんなタイミングで自分のことを深く考えてみようとは思わなかった。

豊かすぎる日本人。渋谷や新宿や銀座では、深夜まで明るく不夜城のようだった。地方は、夜8時には真っ暗になるのに、大勢の人が行き来している午後11時過ぎ。24時間営業のコンビニ、そして深夜バス。都会は眠ることを忘れている。

いま、室温18℃の部屋で、多めに着込んで暮らしている自分は、どこに隠れていたのだろうか。高校生のとき、まだ、冷房は各家になかったはず。贅沢になれ、豊かさに甘んじていた日本人がいる。

もともと資源も潤沢な農地も少ない日本。節約は当たり前のことなのだ。計画停電に合わせて、家族が一つ部屋に集まって過ごす。以前なら、バラバラにすきな番組を眺めていたのだ。

大地震後のあとが大切だと思う。何から始めたらいいのか、何をしたらいいのかなどと考えずに、自分が何になりたいのかを考えてみよう。もう一度、最初からやりなおせるなら、と思っていることがあれば、始めたらいい。

今日も夜、震度4、震度3の地震が立て続けにあった。でも、ツイッターのタイムラインは別のことを書いている。それくらいは、日常化しているのかもしれない。日本に生まれて、この国で暮らすなら、自分しかできないことをやろうと、思う。

幸い、考える時間はたくさんある。考えをまとめて、文字にする。誰かに話す。これが現実化を加速させる。

2011/3/14 Monday

自宅待機

Filed under: - site admin @ 22:24

今週予定していた打合せ、イベントはすべてキャンセルになった。電車の運行が確保できないし、夜間のセミナ終了後、安全に帰宅できるのか、問題がありすぎ。これまでが平和すぎたのかもしれない。

自宅待機になったが、メイルだけで打合せできる相手はしあわせである。この機会に、通勤なしの自宅勤務を、仕事の形態に取り入れたらいいのではと、思う。週に一度くらい、家で仕事してもいいはず。

イベントの主催者たちの、英断というか、決定もかなり辛いものがあったのでは。何ヶ月も前から、入念な準備を重ね、ほんの数日間で、すべてがなくなるのだから。国立劇場も3/15からすべての演目の上演を中止した。こちらも千秋楽を楽しみにしていたので、残念でしかたがない。

計画停電という、時限停電もあって、幸い今日は回避されたが、明日以降、まだまだ続く見込み。戦争に入った国のようだ。暗い話ばかりしても、仕方がないので、こんなときはオシムの言葉を噛み締めよう。

何事にも意味があるのだとしたら、大地震の教訓というものもあるはず。いま、日本中の人たちが、停電を回避するために、ヤシマ作戦という、節電を実施している。今日は晴れて室温も22度だから、暖房なしでも過ごせる。寒くなったら、ダウンジャケットを着て、毛布を巻こう。みんなが少しづつ協力するだけで、大きな力になる。当たり前のことが当たり前でなくなったのだから、できることから始めよう。

計画停電のおかげで、料理の手順も工夫され、早寝早起きになれば、それはよいこと。今日、長野善光寺の近くのリンゴ屋さんに注文を出した。そちらの地震の被害はいかがですか、と書いた。すると、こちらは幸い無事です。そちらは停電もあるようですが、大丈夫ですかと心配された。ありがたことだ。こういう思いやりの気持ちを忘れないなら、日本はきっと復興できる。

2011/3/11 Friday

大地震発生

Filed under: - site admin @ 23:03

今日はたまたま家にいた。ひどい揺れ方で本箱から次々と本が落ちるのを、眺めていた。そんなとき、人は何を信じるのだろうか。長い揺れが収まって、階下に降りていくと、防火壁がすべてしまっていた。猫二匹はおびえたように動き回り、机の下にうずくまる。

耐震構造になっている家なので、心配はしていなかったが、正直怖かった。水もでる、ネットも繋がっている。ツイッターが繋がっているのがありがたかった。テレビのニュースは甲高い声で、解説するが、それよりもTLに流れてくる情報のほうが正確だ。ソーシャルメディアについての、セミナを予定しているが、まさか、こんな事例紹介があるとは思わなかった。

JRも私鉄も全部ストップ。娘は高円寺から荻窪まで歩いていて、途中でタクシーが拾えたといっていた。みんな歩いて帰宅しようとする。でも、夜遅くなったら、二次災害に巻き込まれないように、会社や学校で一晩泊まった方がいい。

これが打合せやセミナや会合などで、出先にいたら、どうなるのかと考えてみる。知る限りで一番早かったのは、上野の東京文化会館を解放したこと。大学、事務所なども一般に避難所を提供していた。今回の教訓で、どの地区なら、どこが受け入れてくれるかを知ることも大切。

災害時に肝心の携帯電話は役に立たない。繋がらないのだ。余震が何十回もあって、そのつど怯え、また、励まし、今夜を過ごすのだと思う。寝間着ではなく、着たまま眠ることも大切。翌朝まで余震は続くらしい。幸い家族はみな無事で、連絡が取れたが、他の方はどうなのだろうか。

家の近くには県立文化会館があって、今日は大きなイベントもなかったが、避難所として自宅を解放することも考えようと思った。

2011/3/9 Wednesday

春 プリマベーラ

Filed under: - site admin @ 23:57

晴れた日が続くと、また、寒さがぶり返し、落ち着かない。こんなに寒暖の差が激しいのも珍しいのはないか。

今年の春は、真面目に桜見物にでかけようと思っている。昨年気になった、桜の名所に、頑張って出かけたい。千鳥が淵の桜よりも、皇居東御苑から見る桜のほうがすてきだし、房総の山桜もすてきだ。京都の桜の名所も、東寺、仁和寺、二条城、岡崎疏水、高台寺、とあちこち駆け巡りたい。桜の時期は一週間もないから、その儚さが好き。

フィレンツェのウフィッツイ美術館でみた、ボッテチェリの春(プリマベーラ)。そこに出てくる草花は、実際にピッティ宮殿のボボリー庭園で咲いていた。ボッテチェリは写実したのである。フィレンツェの春は霞みがかかったのが、いっせいに花が開いて、突然、やってくる。そんな違いもおもしろい。桜の季節は、もうすぐだ。

2011/3/8 Tuesday

東京美味しいものブック(ときどき横浜)

Filed under: - site admin @ 0:32

電子書籍、電子ドキュメントを簡単に libura(ライブラ)というキャンペーンに参加してみた。ライブラ 青空文庫

まず選んだのがこれ。

libura東京美味しいものブック(ときどき横浜)

ぱらぱらとめくると、美味しそうな写真と、売っているところ、値段が出てくる。わざわざ検索しなくても、見つかるのがうれしい。このシリーズ、もっとみたいと思う。美味しい京都なんて、だしてほしい。

2011/3/5 Saturday

シャネルホールでヴァイオリンを聴く

Filed under: - site admin @ 23:49

三月の晴れた日はお出かけ日和。今日は銀座シャネルホールで、印田千裕さんのヴァイオリンを聴く。このホールは200席くらいのこじんまりとしたもの。一番に並んで、最前列に座った。

演奏曲目は、シベリウスの4つの小品、ドヴォルジャークの4つのロマンティックな小品、そして、最後がフランクのヴァイオリン・ソナタ イ長調だった。日頃、演奏される機会の少ない、それぞれの作家の円熟した作品を中心にまとめていた。

気持ちよくて、うっとりとする。目を閉じるとすぐに眠りに落ちそうだった。不眠症の治療に、ヴァイオリンがいいのでは、と思ったりする。

このコンサートの楽しさはいくつもあるが、帰りにブティックの中を通りながら帰ること。シャネルの新作をチェックしてきた。銀座の中のパリである。今日は土曜日なので、この通りは、歩行者天国になって、人々に解放されている。そぞろ歩きができるのはすてきなことだ。

銀座は出かけるたびに元気を貰ってくる。4丁目の近くのマンションを本気で購入しようと、モデルルームに通ったこともある。いずれ、住むことになるだろう。

帰り道、木村屋でバゲットを買う。いつも品切れのバゲットがあってうれしかった。これは、パリの味がする。明日の朝の楽しみが増えた。好きなことだけして、毎日、わくわくしながら過ごせば、人生は何度でもやり直せるような気がする。

2011/3/3 Thursday

3月は別れの月

Filed under: - site admin @ 22:58

三年間、古文書講座でお世話になっていた先生も三月でおしまい。あと一回の講座を残すだけである。学校を卒業して、企業の中での組織変更は経験してきたが、セミナの先生の卒業にもつき合うことになるとは、想定外のことだった。

まあ、それだけ、若くて将来性のある方に教わっているのだと思う。セミナの一回がひとつのライブだった。三年間のライブをつづけてくださった、加藤先生、ありがとうございます。

古文書講座は終わったが、また、別の形にバージョンアップして、先生の講義を聞きたいと思う。歌舞伎の勉強会とか、演劇のはなしとか、いろいろと。

ご縁があえば、お別れしても、また、すぐにいっしょに仕事ができる。そう思って、最後まで楽しもう。

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