仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2010/6/29 Tuesday

お城で古文書の研究会

Filed under: - site admin @ 23:46

こんな時代に江戸の古文書を読むなんて、優雅なことだといわれた。正確には江戸から明治にかけての文書なのだが、そこには人間のドラマが隠されている。

あの日本経済新聞ですら、欲望のドラマだとおっしゃった方がいたが、明治二年の御用留めにも、それは当てはまる。明治政府が政権を樹立して、まず第一に困ったのは、財源がなかったこと。そこで、太政官札(だじょうかんさつ)という政府紙幣を発行する。

単位は、江戸時代と同じ両。ただ政府に対する信用がなかったので、庶民はこれを使いたがらず、従来の金銀を交換していた。そこで明治二年に覚として、新しい紙幣を使うようにという通達が出ている。本日読んだ、御用留めにもこの話が載っていた。

歴史を再確認するだけでなく、そこに暮らす人々の息遣いまで感じ取ることができたら、それはタイムマシンの旅と同じだ。くずし字の中に、そんな一こまが隠されている。

読めない字も、知らない言葉も多いが、そこは人数が集まれば、やがて解読できる。こちらのパズルを解くような楽しみは、PK戦でゴールを決めるくらいのうれしさがある。

2010/6/27 Sunday

アートな一日を過ごす

Filed under: - site admin @ 23:10

六月の最後の日曜日、午前中は、歩いて15分ほどの千葉市美術館に伊藤若冲展を見に行く。

本日最終日ということで、混雑していていたが、見たい絵の前ではゆっくりと鑑賞できてよかった。会場が広いので、屏風やふすま絵も、全体を見通すことができる。これほど大規模な展示は40年ぶりということで、初期から晩年にかけてまで、作風の変化も楽しめた。

午後、今度は歩いて5分の県立文化会館に向かう。こちらで年に一回開かれる、若い芽のαコンサートを見るため、早めにでかけたが、もう会場には大勢の人が入っていた。

指揮/大井剛史
独奏  ギター/岡本拓也
    フルート/沼田絵恋
    ヴァイオリン/青木尚佳
管弦楽/ ニューフィルハーモニー オーケストラ千葉
お問合せ 財団法人千葉県文化振興財団
TEL 043-222-0077

演奏曲目
シューベルト/イタリア風序曲 第1番 ニ長調 D.590
尾高尚忠/フルート協奏曲 op.30b
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

午前午後とアートに浸る珍しい一日だった。心地よい疲労と、魂の充足感を感じながら、こういう忙しさも、すてきなことだとしみじみ思った。

2010/6/23 Wednesday

紫陽花の名所・千葉城前

Filed under: - site admin @ 23:31

梅雨の一日、久しぶりの雨。風も激しく吹いていたが、夕方、日が射してきたので、千葉城に出かける。

ここのお城には毎週、古文書整理のお手伝いに通っているが、ちょうど紫陽花が見頃なのだ。

鎌倉まで行かなくても、徒歩5分の場所に紫陽花の名所がある。本日は隣の県立文化会館でもコンサートがあり、大勢の方がいらしていたが、ここの千葉城まで来る風流人はいなかった。

この公園、手入れが行き届いていて、初春の梅から始まって、桜、紫陽花と季節の花が楽しめる。公園の中だから、入場無料。

雨上がりのしっとりとした紫陽花はすてきだった。

2010/6/16 Wednesday

『近世畸人伝』は、面白すぎる

Filed under: - site admin @ 23:14

『近世畸人伝』を読む夜間の古文書講座。毎回、新しい発見がある。本日は、苗村介洞の妻の話。この妻は後妻なのだが、和歌などの教養を兼ね備えていた人。

題知らず

同じ枝を いかに時雨のふりわけて 青葉が中に紅葉しぬらん

時雨は冬の季語。冬は陰暦では10月から始まる。今の十一月半ば。
紅葉はもみじと読む、和歌の言葉はすべて訓読み、大和言葉を使うのがルール。

八十六歳の辞世の句

海女小舟 八十の湊を漕ぎ過ぎて 彼岸近くになるぞ うれしき

八十もヤソと読む。

2010/6/15 Tuesday

夢中になれるもの、夢中で過ごす時間

Filed under: - site admin @ 1:06

140文字のツイッターは、ワールドカップの声援を送るに、手頃な長さだ。無駄なことは書かなくても、実況が伝わればいい。4年前のドイツ大会のときは、なかったのだから、考えてみれば不思議な話だ。

日本中の家庭がサッカーを見ていて、声援が聞こえた日韓共同大会から、8年になる。あのときは、昼間の試合なのに、高校の進路指導の三者面接と重なって、一試合、見逃してしまった。ベトナムのフエでは、従業員たちがテレビに釘付けで、料理がなかなか出てこなかった。

ドイツ大会のときは、試合経過をどうしていたのだろう。4年前のことなのに記憶は朧げである。初戦は薄氷を踏むような思いで、それでも勝利は勝利である。第二試合に、夢や希望を繋ぐ人も多いだろう。

4年に一度の大会のために、予選があったり、交流試合があったりして、人は夢中になれるものに飛びつく。夢中で過ごせる数時間があれば、あとは、多少眠くても仕事をすればよい。

2010/6/13 Sunday

古文書通信講座を始めます

Filed under: - site admin @ 23:03

この数ヶ月、ずっともやもやしていたものがあった。自分は必要でないことに時間を費やすしているのではないか。いちばん大切なことが見えていないのではないか、などなど。

人生は何度でもやり直しができるのだと、気づいたのは最近のこと。

そんなわけで、いまさらながらですが、古文書の通信講座を開催します。お問い合わせの多かった、松尾芭蕉を取り上げます。半年間、10回コース。第一回目は、更科紀行を取り上げます。

更科紀行は、奥の細道ほど長くはなく、笈の小文のように散漫でもなく、野ざらし紀行のように俳句が多すぎもせず、芭蕉の紀行文の中でもよくまとまっている小品だといえます。

初心者向けのコースですので、どなたでも楽しめます。半年後には、かなり読めるようになっているはずです。ご興味のある方は、お問い合わせください。

2010/6/12 Saturday

AMN3周年記念パーティー

Filed under: - site admin @ 23:10

なにかとお世話になっているアジャイルメディア・ネットワークの三周年記念パーティに出かけてきた。会場には大勢のブロガーたちが詰めかけ、日頃、伝説の人となっているあの人も、あの人も参加されていた。知合いとおしゃべりして、並んで料理をいただき、ブログからツイッターまで、時代の大きな流れを作っている会社の勢いを感じる。

日本がだめになったのではなく、やる気がある人が近くにいないだけなのだと、思った。今年もまだまだ、仕掛けがあってわくわくするようなイベントが続くらしい。徳力さんとも六年前くらい前からの知合いで、昔のことを思うと長い時間が経ったのだと思う。みなさん、本当に勉強家だと思う。

現状に満足して、甘えてはいないで、積極的に新しいことに挑戦し、初めてのことには、教えを請う。人は最後まで、学ぶ姿勢が大切なのだと思った。途中で、帰ってきたので、イベントのハイライトをいくつか、見逃したが、それはそれでまたの楽しみにしよう。

2010/6/10 Thursday

上田秋成展@天理ギャラリー

Filed under: - site admin @ 23:25

6/13までだが、今、神田の天理ギャラリーで、上田秋成展を開催している。会期中無休、入場無料。図録も500円で販売。

長年、東京に通っていて、神田の天理ギャラリーの存在も知らなかった。上田秋成の自筆原稿がふんだんに展示されていて、なおかつ、混み合っていないので、ゆっくり鑑賞できる。古文書を習っているものには、すばらしい機会だし、そうでない人も、江戸の風情を感じることのできる展示だ。これだけのものが東京でみられることは、たぶんみないと思う。6/4に出かけたのだが、明日、再度出かけるつもりだ。

明治大学の企画展「ことわざワールドへようこそ」も紹介しておく。

◎企画展『ことわざワールドへようこそ―時田昌瑞コレクションのすべて―
《主 催》 明治大学図書館 明治大学博物館 明治大学ことわざ学研究所 
《会 場》 明治大学駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台)
      中央図書館ギャラリー および 博物館特別展示室
      ◆入場無料
《会 期》 2010年5月28日(金)から、7月19日(月)
      ◆図書館会場は7月7日(水)まで

平日は夜、9:45分まで開館している。ぜひ、こちらにもお出かけください。また、ミュージアムショップでも、図録の販売など楽しめる。

2010/6/1 Tuesday

シンクロニシティ

Filed under: - site admin @ 22:49

物事の因果関係というのは、複雑に絡み合っていて、たとえば、乗る電車を一本遅らせただけで、人生が変わってしまうこともある。

この日、この場所に立ち寄らなかったら、と思うことは多い。正規のルートでは出会えないような訳ありのモノを呼び寄せてしまうことだってある。長いこと、人生をやっていると、大概のことには驚かないが、それでも、何かを頼まれたり、頼んだりすることの特異さを思うと、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるのだ。

すべての出会いは、予め決められた運命なのか、それとも偶然が織りなす精巧な織物なのか、どちらにしても、いま自分がここにいるのは、出会うためにいるような気がする。最近、流れの速さが加速している。出会いも頻繁にあって、シンクロニシティも頻繁に起きている。

世の中のもの全ては 繋がっていて 互いに連動していると、心理学者、カール・グスタフ・ユングも語っているが、1つの始まりが連鎖の始まりなのだのだ。

仕事が一段落したと思ったら、新しい課題が与えられていて、その締切までは、緊張が続く。そんな生活も毎日でなければ、楽しいと思うようになった。

29 queries. 1.372 seconds. Powered by WordPress ME