四月公演はすべてチケットが完売。だが、戻りチケットがwebにぱらぱらと出ているということで、三月公演もとチェックしてみたら、本日の第二部三階席がありました。それも二列目です。三月の始めになんども確かめて、後ろの席しかないから、諦めていました。
出し物は菅原伝授手習鑑の筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)。罪に問われて閉門になった菅丞相のところから、弟子武部源蔵は、梅王丸の力を借りて、築地塀ごしに若君、菅秀才を抱きかかえるようにして受取、妻戸浪とともに自分の家に連れて行くという門外の場、これは初めてみました。寺子屋で菅秀才を養育しているという、筋がようやく繋がりました。
もう一つは、音羽屋の弁天小僧。菊五郎の歌舞伎座でこの芝居は何度も見ていますが、これが最後の出し物になるので、また見ることができて幸せでした。この人以外はできない、芸域に達していて、女から男への変わりがすばらしい。筋は分かっているのに、ドキドキしながら見てしまいます。
三階席の二列目だったのに、なぜか一列目にお客様がお見えにならず、空席のままでした。見晴らしよく、花道まで見渡せて、一等席に座った心地で帰ってきました。
菅原伝授手習鑑
一、筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)
菅原館奥 殿の場
同 学問所の場
同 門 外の場
菅丞相 仁左衛門 園生の前 魁 春
戸浪 芝 雀 梅王丸 歌昇
荒島主税 松 江
腰元勝野 新 悟 局水無瀬 吉之丞
三善清行 秀 調 左中弁希世 東蔵
武部源蔵 梅 玉
二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)
浜松屋見世先の場
稲瀬川勢揃いの場
弁天小僧菊之助 菊五郎 南郷力丸 吉右衛門
忠信利平 左團次 伜宗之助 菊之助
鳶頭清次 團 蔵 浜松屋幸兵衛 東蔵
赤星十三郎 梅 玉 日本駄右衛門 幸四郎