歌舞伎の中の『異国人』たち
六本木ヒルズのライブラリーメンバが自主講座を開いているが、今日は江戸コミョのセミナがあった。
題して、歌舞伎の中の『異国人』たち。まず天竺徳兵衛を取り上げて、実在の船頭徳兵衛が、朝鮮国の臣下の子、大日丸と設定されていること、蝦蟇の妖術を使うこと、デイデイ、ハライソハライソという呪文を唱えることを教わる。
この異国人、デイデイ(デウス)、ハライソ(パライソ 天国)というキリシタンの祈りの言葉を呪文代わりに唱えている。しかも船頭という外国に行き来する職業だ。着ている着物も綱の模様で海に縁がある。このモノたちはなぜか、外国からやってきて、日本転覆を計るという大それた悪者である。
謀反人をキリシタンに設定して、キリスト教の弾圧後、100年くらいしてから歌舞伎のケレンで復活させている。演じているのは幸四郎や、團十郎の当代の立役者である。日本がこの間、鎖国と言われているが、海禁であって、海外からの情報、モノを幕府がコントロールしているのだ。江戸庶民はキリシタンを妖術使いのように畏れていたのだろうか。それともキワものとしての演劇形態を楽しんでいただけなのか。
かつてスターウェーズに一喜一憂した時代を思い出す。どこかの銀河の物語、でも馴染みのある風景。そんな感じだったのではないか。
を見るのと、