制約があるからよい仕事ができる
建築家の安藤忠雄さんの講演の後で質問コーナーがあった。そのとき、「もし予算も制限も無くて、好きな所に好きなものを建てられるとしたら、どこに何を作られますか」と尋ねた人がいた。
安藤さんいわく、建築というのは敷地や地形、予算などの制約、制限が必ずあって、その中で工夫して最高のものを作ることに喜びを感じている。だから、制限の無いという注文は受付けないだろう。
仕事は制約があるから、そこに工夫が生まれる。時間がない、予算がない、人出が足りないと嘆いていても誰も助けてくれない。だから、自分で考えてみるのだ。何がいちばん大切なのか、何が急ぎなのか。
時間も予算もたっぷりある仕事を成し遂げたときよりも、制約の中で何か結果を出した方が何倍も喜びがある。もし、締め切りという制約がなかったら、ほとんどの仕事は未完に終っている。