師走の東京が好き
昨日、人形町で忘年会があった。水天宮から甘酒横町に向かって歩いていると、町の中は新年の飾り付けになっていて、賀正とか、新春とか書かれたポスターがあちこちに貼られている。ここは、もうお正月なのだ。
その中で道行く人は、なんとなく慌ただしく、大きな荷物を持っている。この忘年会、SNSのコミュの1つで、管理人さんの人柄と、コアメンバの心意気で、初めて参加しても楽しく、三回出れば常連という、すてきな会なのだ。人形町を出て行く人のために、送別会があったり、お花見の会、納涼会など、イベントもあちこちで開催している。
SNSの中でも地域コミュニティは、リアルな人間関係が築けるのでありがたい。美味しい店情報から、行きつけの鍼灸院まで、最新情報を惜しみなく交換している。狭い会場に、詰め合いながらの忘年会は、ほとんど親戚の集まりと変わらない。
江戸の粋があるのだ。人々は優しく、譲り合い、温かな交流がある。今年は京都でも、そんな会に入れてもらい、再発見があった。そういう年なのだろうか。