仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2006/9/29 Friday

コメディア・デル・アルテと狂言を考えるシンポジウム

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イタリア文化会館で、開かれた「コメディア・デル・アルテと狂言を考える」に参加した。これは来年のシンポジウムに先駆けて情報共有の場としての会議、発表会である。

もちろん、私自身はコメディア・デル・アルテの専門家でもなく、このような内輪の会議に出るのも不思議なのだが、佐渡の能舞台を研究しているものとして、多くの発見があった。コメディア・デル・アルテは16世紀、イタリアで生まれた古典仮面劇である。

そして、その仮面を実際に作るワークショップの報告ビデオも上映された。1つ1つの仮面は出演者の顔に合わせて作られる。具体的に解説すると、顔にオイルを塗って型をとるのだ。デスマスクのようだと思った。それからそれをもとに石膏で型が作られ、それに合わせて皮で仮面を作る。イタリアは皮なのだ。日本の能面はである。

こういう古典劇で使われる道具は、身近なところで手に入る材料を使っている。日本とイタリアの仮面が木と皮だったのは、今日初めて知った。そして、狂言での仮面は、猿、狐などの人間でないものの象徴として使われるのに対し、イタリアでは、主人公の道化師が仮面をつけて現れる。

シンポジウムだから、研究成果の発表ということで日頃見られないような映像がふんだんに使われていた。こういうのが少人数のセミナの面白さである。演劇は、大勢の観客の前で演ずるのがいいのか、100人未満で上演するのがいいのか。臨場感、台詞の抑揚、俳優の汗が飛ぶ距離というのが理想ではないか。宮廷演劇は少人数のために演じられた。

2007年にはイタリア、日本の狂言が上演されることになっている。多くの人が見ることのできるように、動員プランを練るお手伝いをしようと思った。

2006/9/28 Thursday

HMVでDVDを3点買うと、25%オフ

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最近、有益な情報は知り合いのブログやSNS、そして気まぐれな検索から手に入れることができる。新聞を隅々まで読んでいていも、こういうレアな情報は載っていない。

タワーレコードがつぶれてから、音楽業界は厳しいのかと思っていたら、HMVは元気だ。知り合いのオペラ情報から検索していて、このサイトを発見。

昔だったら、洋楽ブログレを買っていたのだが、いまはイタリア語に夢中なので自然とイタリアオペラを選んでしまう。ドンジョバンニ、セビリア、そして魔笛(こちらはドイツ語だが、くるしゅうない)。この三点で一万円でおつりが来るのだ。DVDってこんなに安かったのかと、よく見れば、どれもUS輸入版だった。字幕が英語かもしれない。イタリア語の字幕はないのだろうか。

24時間以内に発送ということで、今度の日曜日の夜には届くことになっている。

こういうオンラインな楽しみが、団塊世代にも当てはまるのではないか。みなかろうじてネットにつながっているらしい。

昔は、食べ物の出前というシステムがあったが、今は嗜好品のオンラインオーダ、そして配送というシステムになっている。もちろん、お米や水を頼まれる方もいるから、これはいまどきの出前なのだと思う。そして、出前をとるにはネット接続が必要。これはもう電話と同様に生活必需品となってしまった。

2006/9/27 Wednesday

団塊市場を考えるセミナ

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日経産業消費研究所主催の「団塊市場を考える」セミナに参加した。2007年からは、まさに団塊世代の大量退職による社会変化が予想される。

いくつかの論点での興味深いお話を聞いたが、この団塊世代、仕事場でPCやインターネットを使いこなしている、つまりデジタルな人々というのが、これまでの退職者と違っている。また、文化的な部分で昔はまったく興味を示さなかったことに関心を持つようになってきている。

そして、この時間的なゆとりをどう使うか。好きな趣味には投資するが、お金を使わなくても楽しめることに生き生きとした時間を使うらしい。旅行も大好きだが、これまでのような女だけの旅ではなく、夫婦が一緒に行動するのが、この年代の大きな特徴である。高額製品を購入するときにもまず妻と相談して、承認してもらう。「これが最後の大きな買い物だから」というのが殺し文句らしい。

ただ、団塊の世代とひとまとめにして、括るのは危険だ。多種多様な楽しみ方を知っている人が多いから、みんなと画一では満足してくれない。旅行も、京都、奈良、鎌倉という歴史のある町を特集すると本が売れる。古都は日本人の故郷なのだろう。

2006/9/26 Tuesday

芸術監督という職業

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今通っている市民大学芸術文化で、本日の講義は「現代演劇を楽しみ方」だった。

芸術監督制を採用している主な劇場は次の通り。
公共劇場
彩の国さいたま芸術劇場 (蜷川幸雄さん)
静岡県舞台芸術センター (鈴木忠志さん)
世田谷パブリックシアター (野村萬斎さん)
新国立劇場 (栗山民也さん)
兵庫県立芸術文化センター (佐渡裕さん、芸術顧問は山崎正和さん)
富士見市市民文化会館 キラリふじみ (平田オリザさん)

こう見ていくと、芸術監督というの仕事は頼もしくもあり、演劇だけでなく、政策、宣伝、そして企画までを統括する役割だとわかる。

残念ながら千葉県にはこのような有名人を招聘できるだけの施設がない。千葉芸術劇場を建設し、優れた芸術監督を探してこよう。Jリーグではオシムを向かい入れた千葉県だから、芸術文化の面でも頑張ってほしい。

2006/9/24 Sunday

PCのお引っ越し

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今使っているPCの三倍の性能だということで、半日費やして新しい機種に引越した。いつも使っているアブリケーションが恙無く動くか、また、昔のファイルを開くことができるか、と実験もする。

確かに早い。画像処理や、印刷時間が違う。これだと仕事がさくさくできるのだろうか、それとも空いた時間で別の愉しみを見つけることになるのか、まだわからない。

二年ごとに確実に新しい速いマシンを使っていて、これって新車モードですね。でも、PCの価格は十年前と比較して信じられないくらい安いのだ。あの頃はインターネットに繋がったばかりで、わくわくしていた。今も、新しいマシンの前で仕事をしている。日曜日なのに、当たり前のようにしている自分がおかしい。

2006/9/21 Thursday

社長の仕事とは

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仕事の帰りに六本木ヒルズのライブラリーに立ち寄る。ライブラリーカフェは貸切のため、使える場所が限定されていた。何度か出かけて初めてのことなので、これも何か価値ある体験だと思うことにした。替わりに反対側のマイライブラリーで時間を過ごす。こちらには、ビジネス書が多いので、背表紙だけ読んで心に引かれるものがあれば手に取って眺める。

たくさんの本の中から1冊取り出して読み始めた。すると、何か閃きのようなものを感じた。

社長の仕事とはサービスの質を管理することにあるのではないか。いくら仕組みを作って、予算を取っても、担当者のやる気が十分でないと、予想以上の効果は上がらない。並のことでは、たぶん今はだめだと思う。付加価値という甘い、そして得するような、親切が必要なのだ。それらが本業と合わせてうまく機能しているかをチェックするために社長がいる。

あるいは舵取り。あるときは反対方向に旋回して港に戻ることも大切だろう。それもサービスの質を一定以上に保つための方策になる。いちばん楽しいのは、新しいサービスを始める前の調査、分析、検討、企画の段階だと思う。始まってしまえばルーチン化して、だれでもできるようになる。

社長の仕事を考えていたら、相手を感動させるほど、行動しなければいけないと気づく。何をしなければいけないのかは、個々の判断によるだろうが、感動体験は伝わり、お客様がお客様を紹介するようになるのだ。そこまで、いかないと経営の面白さがわからない。

2006/9/20 Wednesday

ジェフ千葉、2年連続でナビスコカップ決勝戦へ

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ジェフ千葉は、ヤマザキナビスコカップ決勝戦に2年連続で進出。

決勝戦は11月3日(金・祝)に国立競技場にて、鹿島アントラーズと対戦する。ヤマザキナビスコカップの決勝戦は、Jリーグの主催試合となりま、チケット購入方法など詳細については、Jリーグ公式サイトをご参照ください。

前半2点リードで、楽勝ムードもあったが、たちまち同点にされ、厳しいゲーム展開となった。その中で延長後半 14分 阿部勇樹が貴重なシュートを決め、逃げ切った。これで文化の日が楽しみである。昨年も国立まで応援に出かけて、初優勝の感激を味わった。

2006/9/19 Tuesday

ベネチア紀行

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イタリアに行く目的のひとつは、ベネチアを訪問すること。旅はいつもここから始まる。

最近、長年利用していたホテルがユーロの高騰およびアメリカ人観光客離れでかなりあやしくなって、かわりのホテルを探している。これがなかなかぴったりするようなところがない。料金が高すぎるのだ。普通の四つ星で240euroから300euro。シングルの料金である。

お気に入りにリド島を薦める方もいるが、わたしの中でのベニスは夕陽の沈む風景や、夜の宮殿なども入っているので、本島から離れていては味わえないものがある。それにせいぜい三泊くらいしかできないので、時間を有効に使うため、サンマルコかレアルト橋付近になってしまう。

昨年はレジデントに泊まって、たくさんの発見があった。電話は繋がっていないのでネットもできない。あれは家族連れか上級者が挑戦した方がよいと思う。そこで今年、出かけるにあたり調べていると、こんなサイトを見つけた。オンラインで予約までできるのだが、初めてのイタリアのサイトを使うときは、それなりの用意が必要。クレジットカードの引き落とし銀行は、専用にして最低額しか預けておかない。これを日常の銀行にしておくと、煩雑になる。

フィレンツェでは定宿があって、こちらも知り合いの方から教わって知った。愉しい旅行にするには、信頼できる人からの口コミが心強い。そんなことを検証するために毎年旅に出かけているのだ。

2006/9/18 Monday

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生温い風と、忘れていた夏の蒸し暑さの共存した一日だった。早起きして、能楽三番を堪能しようという計画だったのに、くずぐすと家で猫と遊んでいた。平安後期の紀行文を読みながら、貴族の移動した旅日記を地図で追ってみる。日本の中に国司がいて、任命されたものは赴任したのだろうが、当時は道も整備されていなかったから、移動も歩きか、船という心細いものだったらしい。

それでも、遠国に赴任する父について娘は出かけていった。平安時代の女流文学のためにはよいことだったのかもしれない。それが鎌倉時代になると、土地争いの訴えに鎌倉まで出かける話が出てくる。京都から鎌倉まで、女の足でどのくらい掛かったのだろうか。古典の時間が退屈だったのか、教材が真面目すぎたから。

高校生たちに男と女の色模様を解読させたらいいと思う。学問にも快楽があることを教えたい。そして、あわせて歌舞伎鑑賞もするのだ。郭文章のような話を見せたい。

2006/9/17 Sunday

中目黒で中身の濃い会議・討論会

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中目黒のホームに立つと懐かしい。近くの事務所で働いていた時、よくここから大手町方面に出かけていた。昨日はわくわくオープンラボの組織決定委員会。こういう会議、集まるメンバにもよるが思いがけない議題や提案が出てきて、発見と感動がある。

会議はライブなのだから、できるかぎり参加しようと思う。実際に会ったことがある方と初めての方が半々くらい。こういう会議がなにげなくできるようになったのは、ここ数年くらいのことではないか。勤め人が会社や組織の中で、自分の夢や理想をすべて実現できなくても、こういう組織の中で頑張ればいいと思う。NPOで支援活動を始めたように、何かともに学ぶことができたらと思う。

2006/9/16 Saturday

宮本亜門さんのフィガロの結婚

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渋谷Bunkamuraまで、オペラを見に出かけた。「フィガロの結婚」、2002年にも上野の文化会館で観劇している。

昔はイタリア語がわからなかったのに、今は少し単語がとれるので、二重に愉しい。モーツアルトの魅力は、人間ドラマを描ききっていることだ。18世紀の人なのに、人の哀しさ、喜び、そして愛を語っている。フィガロの結婚は、上演回数も際立っているが、わかりやすさがおおきな魅力だろう。

今回の舞台は、登場人物がぴったりしていて、本当にこんなことがあったのだろうという一体感があった。オペラは大人の総合芸術である。歌舞伎もそうだが、音楽を伴う芸術はすばらしい。カーテンコールもいつまでも続いて、わくわくしながら帰ってきた。

2006/9/15 Friday

マーケティングの定点観測

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マーケティングは、好奇心から始まることが多い。時間が掛かっても、忙しくても、好きなことをさらに追求するのは愉しい。
わたしにとって、不動産サイトは、定点観測対象だ。マンションの価格、別荘地の価格、路線価の上昇などなど。ハワイのコンドミニアムに泊まっても、周辺の不動産の価格動向が気になる。そして、社会のトレンドも同時に分かってくるのだ。

今、注目しているのは、東京都内の不動産サイト。いずれ千代田のお城付近に土地を買って、引っ越したいと思っている。東京で、住みたい地区もいくつか決めていて、その地の価格を定点観測している。

2006/9/14 Thursday

ローマにある国連専門機関

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FAO(国連食料農業機関)、WFP(世界食料計画)、IFAD(国際農業開発基金)の3つの国連機関がローマにはある。国連といえばジュネーブと思っていたので、意外な気がした。

本日はイタリア研究会で、食品をめぐる国際的紛争のお話を聞く。
FAO(国連食料農業機関)では、加盟国187カ国とECの中で、日本の予算分担はアメリカに次ぎ多い第二位である。ところが各分科会では、北米、南米、ヨーロッパ、アジア(インドを含む)の各地域からの委員選出になり、日本が必ずしも参加できるわけではないという。

今日の議題はオリーブオイルとパルメザンチーズのお話だったが、EUでは、最高の品質を保つために厳しい基準を儲けているのに、それに対して、新興諸国が、もっと緩やかな基準に変えてほしいと対立があった。オリーブオイルにはエクストラバージンオリーブオイルから、5つくらいの等級があって、当然価格も変わってくる。そこに、偽造したものが入り込む余地が出てくるのだ。

これは単なる対立ではなく、農作物における知的所有権まで関わってくるのでさらに複雑な状況になっている。

会議となれば、陽気でお気軽なイタリア人はなく、堂々と主張する有能なビジネスパーソンに変身する。このあたりがイタリアの面白さなのかもしれない。

2006/9/13 Wednesday

惜しい、でもまだチャンスはある

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仕事がひとつ終ったので、机の上の資料を整理していたら、くじ付きの暑中見舞いのハガキがでてきた。

こちらの番号は225組 762460

なんと一等は「2406」  0と6 が逆になっている。これで当っていたら1万本に3本という確率だった。惜しいが、まだチャンスはある。こういうところで運を使い果たすことはないのだ。

そして、FPN-2006年8月の注目FPNニュース でも惜しい入賞。通常なら、第一位だったのに銀賞、銅賞にとどまる。それなりの評価はいただいているので感謝したい。こちらもまだチャンスはあるので、いつか一位になってみたいと思った。

贈られて来たアマゾン券で、さっそくマーケティングの本を注文する。研鑽に励む日々だとうれしいのだが。

一日のおわりに自分へのご褒美に、歌舞伎座十月公演のチケットを注文する。席は三階席と決めている。昔、歌舞伎座の株券をもっていたとき、一等席に座っていた。今は、事業を始めるために資金調達に使ってしまったので、それなりの利益がでるまでは、三階席で鑑賞しようと決めている。

2006/9/12 Tuesday

マーケティングの境界線

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毎週のようにあちこちに出かけて、人と会って、話を聞いてという生活をしているが、すべてはマーケティング・セミナのための事前準備なのかもしれないと思うようになった。マーケティングとは、コカコーラや、トヨタ自動車がやるのものだと、と考えていたら大きな間違いである。日常の暮らしにもマーケティングはいきている。

学問というのは、所詮、知っているか、知らないかの違いだが、マーケティング手法を身につけることは、生きていくのにも有効である。

明日はそのマーケティング・セミナがある。毎回、新規に資料を作っているのだが、身近な事例紹介というところで、自分で最新体験したことばかり載せているのだ。新宮がお生まれになったことも、マーテケィング的にみれば、経済効果を予測できる。

マーケティングは市場と行動に影響を及ぼす有効で理にかなった技法であり、それが適切に用いられれば、社会に多いに役立つものになる。なぜなら、マーケティングの大前提は、「顧客のニーズと欲求にこたえること」だからである。

2006/9/11 Monday

9.11

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あの日、複合テロが起きなかったら、たぶんわたしは普通の会社員を続けていただろう。米国系企業の受けた衝撃は計りしれない。あの日以来、webサイトは丸々二日間閉鎖された。もし、だれかにwebが乗っ取られて、あの事件をやったの首謀者は、この会社だなどという書き込みをされたらおしまいである。

日本からも同時期に研修でアメリカに出かけている仲間がいた。会社側はひとりひとりの安全を確認し、その場を動かないようにと指示した。日本の事業部もまさにアメリカと同じ扱いで、対応した。そして、飛行機による出張の禁止例が出て、当然ながら、講師を招いたセミナは中止になった。

9月の始めまでは営業成績もまずまずでボーナスも期待できそうだったのに、あれ以来、また大掛かりなリストラが始まった。だからわたしは忘れない。その後、辞めていく友だちを見送り、自分自身も11月のカナダビクトリア行きを諦め、会社の予算カットにも甘んじた。

あのテロ事件は亡くなった方はもちろんだが、アメリカ経済に与えた打撃も大きい。海外出張が禁止され、中小の空港レンタカー会社がつぶれ、航空会社職員、旅行代理店職員が次々とリストラされた。アメリカに勉強に行き、決まっていた就職先から断られ、日本に帰って来た知り合いもいる。

五年経って、世の中はどう変わったのか。日本は景気回復が順調に進んでいるというが、本当なのだろうか。目立たないところで、しっかりと格差が広がっているよう気がする。

2006/9/10 Sunday

やる気の起きない時は

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忙しく暮らしていて、久しぶりの休日。でも、何もやる気にはなれない。

よくあることだと思うが、心も疲れているのだ。そんなときは、大掃除をすると、少し元気がでる。わが家の場合は、丁寧に掃除したら、猫二匹を洗う。これは今日のような夏の日だと、タオルドライだけで、自然乾燥するので楽しい。

掃除をするときは、徹底的にふだん気になっている箇所を全部きれいにする。洗った猫は部屋の隅に隠れているから、隅々まで掃除することが大切なのだ。洗い立ての猫は、シャンプーの匂いがして、毛並みも揃っている。家の二匹は湯船に浸かるのは好きだが、外に出すと鳴き出す。もっと入っていたいということだろうか。

猫がきれいになった分、こちらは汗をかいて格闘している。それでも愉しい。きれいになった部屋を見渡すと、仕事をしたいと思う。休日を家で過ごすのも久しぶりなので、とても新鮮だった。

元気が出たので、夕方、そごうまで出かけて、葉ショウガを買ってくる。こちらは冬の日のためのショウガのコンフィル作りである。おかけで、夜も充実して、休日気分を満喫している。

2006/9/9 Saturday

バーチャルな友だち、リアルな友だち

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9年前からの音楽仲間が集まって70年代オフがあった。このメンバ、一部は入れ替わるが、コアの人とは10年近くのお付き合いになる。茨城まで、ソバを食べにいったり、バーベーキュ大会があったり、今では、ほとんど親戚同様の親しさだ。そして、SNSが流行って、新しくメンバになった人とは、今日が初顔合わせということになる。このバーチャル空間で始まったお付き合いが、リアルな場で続いているというのは、珍しい。

コアとなる人々がデュアルプロセッサ並みの機動力があり、また、趣味が同じで自慢したり、見せたり、教えたりとマニアックな部分で共有できるものがあるので、他では味わえない愉しさがあるのだ。今回も、参加者はお宝DVDを持参して、若かりし頃の70年代ロックの余韻に浸っていた。あの頃は音楽雑誌のグラビアでしか見ることのできなかったアーティストのDVDを今見ることができるのは、不思議。あの熱狂はどこから来ていたのだろうか。わたしはロンドンまで出かけてしまって、音楽三昧の日々を送っていた。

2006/9/8 Friday

佐渡で奉納能をする

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縁あって、三年前から羽茂にある草刈神社の秋祭りに能を奉納している。昨年は台風の余波で新潟まで出かけたものの、佐渡に渡ることができなかった。そこで、今年は前日から、佐渡に宿泊する。

新幹線と飛行機を使って、東京、佐渡間は三時間五分。11時から佐渡市内を見学する。相川で無明異焼きの窯元を見学し、近くの初寿司でランチ。そこから西三川の果物直売所でリンゴを調達し、真野の蔵元で聞き酒をして、生の大吟醸を注文した。

その後、五重の塔のある妙宣寺、世尊寺、大膳神社、真野御陵と市内観光して旅館に戻って来た。

翌日は、相川から外海府にかけて、札所巡りのツアーに参加した。一日で九寺参り、夜は草刈神社で奉納能がある。もりだくさんの二日間だった。佐渡の人はみな優しい。心地よく、いつまでもここにいたいと思った。佐渡に毎年、何度か出かけているが、いつも人の温かさを感じる。

2006/9/5 Tuesday

宮仕えができなかったモーツアルト

Filed under: - site admin @ 22:56

18世紀、ヨーロッパの宮廷ではイタリア人の楽士長を抱えることがひとつのステイタスになっていた。一方、モーツアルトは、サラリーマン楽士長にはなれずに、自分で演奏会を開いて収入を得ようとする。

オペラも18世紀の当時、だれもがやらない人間の心理描写を表現した作品を作っていた。その代表的なものが「フィガロの結婚」である。第二幕目の最後のアンサンブルは、伯爵、伯爵夫人、そして小間使いのスザンナのそれぞれの心の動きを見事に表現している。

生きている時代は、それほどの評価をされなかったモーツアルトが、今年は生誕250年ということで、世界各地で記念のイベントが行なわれているをみて、苦笑いしているのではないか。

2006/9/4 Monday

古文書の中にある人間模様

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古びた巻物、紙の綴りである古文書の中に、生き生きとした人間模様が描かれていると知ったら、もっと古文書を読む人が増えるのではないか。田畑を手放して、駆け落ちする話や、土地の境界線を巡っての駆け引きもある。

高校の古典で習う源氏は若紫のあたりで、どろどろした愛欲の世界は出てこない。国立劇場で高校生のための歌舞伎鑑賞講座があるが、忠臣蔵のお軽と由良之助の色町のシーンを見せたらいい。

オペラも快楽である。人間の上質な快楽を表現している。ITの世界に人間模様はあるのだろうか。 web2.0とはそんなものを具象しているような気がする。

2006/9/3 Sunday

京都は奥が深い

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知り合いが出るというので、京都に能を見に行ってきました。今週は、佐渡にも奉納能に行くので、「能ウィーク」。京都は学生時代から、休みが三日あれば出かけていたのですが、地元の知り合いができると、愉しさも加速します。観光客は出歩かない時間、空間というものがあって、それを見つけると、というか、案内してもらうと、京の町に異次元空間があったことに気づいてしまいます。

この町は千年以上、多くの人々を引きつけてきました。その理由は、さまざまだと思いますが、自分の身の丈にあった遊びが用意されているということではないか、と思います。若い人は新京極で映画を見てもよろしいし、お金も知識も、そして、ある程度の経験も積んだ旦那さんにはお茶屋さんがある。東京という町は、会員制のクラブやバーはあるけれど、伝統や芸に彩られているお茶屋さんは、年々減っています。

京都の町は夜、電車がなくなっても、歩いて帰れるという羨ましいロケーションです。歩いてどこでも行けるフィレンツェと、移動はバスかタクシーというローマの違いでしょうか。着物姿で日中歩き回って、自宅に戻り着替えて、夜の部に出かけるということもできます。大阪の道頓堀にずらりと自転車が並んでいて、15分くらいで自宅に帰れると聞いて、かなりの衝撃を覚えましたか、あれに似ています。

京の人はみなお気に入りの場所、食べ物や、神社仏閣があって、それは人と較べたり、真似したりせずに淡々と暮らしいています。京都に住もうと家を探していたときは、こんな友だちがひとりもおりませんでした。とても不思議な話です。佐渡が好きなのも、京都に似た部分がとても多いからです。佐渡の知り合いは年配の方ばかりですが、京都の仲間はみな若い。そして、これからの時代を担っていく人だと感じます。

短い時間ですが、京都を訪れると毎回、新しい発見があり、今回は大徳寺の枯山水に心を捕われました。落ち着いた、静かな時間が流れています。幸福というような大げさなものではなく、自分の心の中がしーんと静まり返るような思いでした。

2006/9/1 Friday

磐姫と皇位継承問題

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万葉集の講座を取っているが、本日三回シリーズの第一回目だった。講師は多田一臣先生。

本日のテーマは磐姫皇后。仁徳天皇の皇后として、万葉集にも相聞歌が載っているし、一方で古事記、日本書紀は大変嫉妬深かったと描かれている。仁徳天皇は、そのような情愛の深い女性を引きつけ、そして、従わせたということで、いろごのみ(古代の意味ではカリスマ性のある)と言われている。

この磐姫。聖武天皇の御代に脚光を浴びることになる。理由は皇位継承問題。当時、皇后になれるのは先代までの皇女に限られていた。なぜなら、天皇の替わりに皇位に付くこともあるからである。聖武天皇の妻、光明子は不比等の娘で藤原氏の出身だが、皇族ではないから皇后になれない。彼女が生んだ基王が夭折して、男の皇子は安積皇子がいる。このままだと皇位は、藤原氏とは関係なく県犬養氏に移ってしまう。

そこで、考えたのが磐姫が葛城氏の出身だったという事実。かつて、皇族でない皇后があったのだから、いま、光明子を皇后にするのは前例に沿ってのことである、と説き伏せ、彼女が立后する。その間には邪魔になる長良王に謀反の疑いがあると、自害させ、また、光明子が生んだ内親王、阿倍内親王を孝謙天皇とさせる。

権力にものをいわせて、ねじ伏せた後何が起きるか、歴史を眺めていると、繰り返すのである。

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