SNSが流行った背景には、もちろんblogなどの関連性もあるが、それが招待制だったというのも一因だろう。
仮に入会金無料、年会費初年度無料でSNSを運営していたら、ここまで流行っただろうか。お金では買えないサービスというのが心地よいのだ。会員限定、メンバー限定の隠れ家に出かけるのは、特別楽しい。
世の中にはお金で買えるサービスと、そうでないサービスが無造作に転がっていて、気づかない人はずっと知ずに過ごしている。
映画は、1000円(最低価格)から1800円、出せば誰でもみることができるが、試写会は招待券がないと入れない。ブランドのファミリーセールもしかり。映画の試写会は、1名あるいは、2名様なのに、ファミリーセールは本状1枚で3名様までご入場いただけます、とたいてい書かれている。これも考えてみると不思議な話だ。
有料のサービスでも、抽選で当選した人だけが買えるチケットがある。その一方で、定員20名で、抽選で招待状をお送りしますというセミナがある。これはどちらも抽選というフィルターでふるい落とされるから、価値が出てくるのだ。
今、人気のセミナに申し込んで、抽選に当りますようにと祈っているのだが、有料セミナなのに、先着順でないところが、考えてみれば面白い。
話は変わるが、知り合いから、花火大会も見えるので納涼会にどうぞ、というお誘いを受けた。都心のマンションの9階である。窓を開ければ花火の音も感じられるだろう。こういうのはもちろんお金では買えないサービスで、便乗型とでもいおうか。もちろん、マンションの所有者はお金を払ってこの環境を手に入れた。わたしたちは、それに甘えるだけである。
自分自身は、お金では買えない情報というサービスをふんだんに受けている気がする。東京、そして、京都について、良質な催しがあると、お誘いがくる。これは本当にありがたいことだと思っている。