仕事も人生も楽しむ、イタリア的生活

2012/1/22 Sunday

読書熱

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昔から活字中毒だった。電車の中では、音楽の代わりに文庫本を持参する。旅行先にも二三冊は持っていく。

大人になったら、朝日、読売、毎日、産経の四紙+日経、そして東京新聞を取るのが夢だった。新聞を読んで一日過ごす。明治生まれの祖父母たちは、本当によく新聞を読んでいた。政治にも関心が高く、政治討論会をみるのが常だった。電子版が登場していたら、あの二人にはどう対処していただろうか。

最近、ブッククラブの会合があって、良い意味で刺激を受けて、ますます本を読むことが加速される。駅前のブックオフには、ときどき好みの本が置いてあって、宝探しのように面白い。六本木ヒルズのライブラリーや、図書館で新刊書を読むのは楽しいが、書き込みもできて、人にも手軽に貸せる自前の本は、もっとよい。

親戚の病気見舞いに持っていった本を、今日また、見つけたので、買い求める。読書熱は、知らない世界へのパスポートのようなものだ。違う世界があることを、まず素直に受け止めて、自分はどういう生き方がしたいのかを考えてみる。

2012/1/16 Monday

新春日本画6人展@あらかわ画廊

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寒い一日だった。古文書講座の初日なので、たくさんの荷物を抱えて出かける。無事、講座がおわり、タンネでドイツパンも買えて、戻ろうとして気づいた。京橋のあらかわ画廊で新春展をやっているのだ。

絵というものは不思議なもので、ハガキサイズにまとめられているものと、本物ではいつも違った印象がある。案内状は、二次元のものを紙の上で再現しているのに、その間に何かニュアンスが違う。今回の6人展はすべて日本画。これも珍しい。あらかわ画廊は、いつも本物ばかり並んでいて、見ているだけで、絵の理解が高まるような気がする。門前の小僧でも、長年おつき合いしていると、少しはわかるようになった。

今日は久しぶりに画廊主の荒川さんともお話ができてよかった。画廊では、1年先まですでに企画が決まっているという。絵は簡単にはかけないものだから、そのくらの期間が必要なのだろう。今回の6人展もそれぞれの作家の個性とそして、品格があって、立ち止まってみていた。

震災以後、津波による浸水の心配があって、家にある絵も三階の一番高い棚にしまってある。家の中には、数点しか絵が飾っていないから、余計に渇望しているだと思う。

帰りは京橋から東京まで歩いた。東京駅名店街にある古書店をのぞくのが、お約束。今回もワゴンに並んでいる500円均一の本を眺めてみたが、ピンと来るものがない。古書というのは、ときめきを感じるものだけを買うことにしている。好きな本以外は増やしたくないのだ。それと、地元駅前にあるブックオフの影響も大きい。ここの105円コーナーを教わってから、本を買うのに冷静になっている。

2012/1/3 Tuesday

家族が集うお正月

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今年は子供たちが来て、賑やかなお正月だった。12/30に鴨川まで、食材と花、そしてお餅を調達に行く。混雑したデパートには行きたくないから、お取り寄せした魚や肉が本当にありがたかった。

お節料理は毎年、洋風に替わり、三段のお重に並べるものは、かまぼこ、伊達巻き、黒豆、数の子、エビの蒸したもの、ブリの照り焼きなど。

土鍋を愛用しているので、八頭を煮たり、大根を炊いたりした。今年は生湯葉と、板湯葉をお取り寄せしてあったので、最後には湯葉と大根を炊いてみた。これが美味しい。

家族が大勢揃うときは、ラーメンどんぶりで茶碗蒸しを作る。今回は、ホタテと百合根と鳴戸巻きをいれた茶碗蒸し。うちの家族はおうちご飯が大好きなので、台所で過ごす時間が多かった。

二日は、主人の実家に年始参り。義母にお節を届ける。今年は二人して、着物姿で出かけた。主人は、わたしの祖父の大島を着て、わたしは母の紬を着る。昔の着物は暖かい。お正月は着物で過ごすはずが、さすがに三日目は無理だった。でも、着物は暖かくて、過ごしやすいので、この冬は愛用しようと思う。ふだん使いに締めやすい半幅帯もいくつか求めた。

今年はカレンダーの並びが良すぎて、明日から仕事始めの人が多い。お正月も今日で一段落する。               

2012/1/1 Sunday

年末は京都だった

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書くことはたくさんあるのに、気づいたら、もう2012年が始まっていた。昨年は、年末を京都で過ごした。

12/25に京都に入り、翌日は10時半から21時47分まで、南座で恒例の顔見世。12/27は、友だちのショールームを訪れ、ランチミーテング。そして夜は、京都コンサートホールで第九を聴く。翌日は東山まで地下鉄で行き、都メッセで初めて京都の伝統芸能の実演を見る。丸太町まで上って、友だちとランチ。夜はまた、京都コンサートホールで第九を聴く。こちらも知合いが歌うので参加した。
12/29の最終日は、少し早起きして、大原まで出かけた。大原御陵を参拝し、そして三千院のお庭を眺める。

こんなに充実した休みも珍しい。京都に四泊して、観光コースはこの大原だけ。全行程を着物で過ごした。これも前々から予行練習。いずれ、パリ、ローマを着物で旅するのだ。

2011/11/6 Sunday

幸せの循環

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身近な人たちをみていて、感じることが多い。幸せなひとは、たくさんの物、サービスなどを与えて、その何倍ものリターンを知らず知らず受け取っている。一方、幸せでない人は、つまりいつも何かが足りないと騒いでいる人は、人から貰うこと、得することに注力していて、何かを分け与えることを忘れている。

情報だって、抱えていれば確実に古くなる。価値はだんだんと減少していくのだ。それを共有することで、新しいネットワークが築けたりする。独り占めして、幸せになる人はいない。舌切り雀のおばあさんのように、欲深く暮らしていてはいけない。

人に親切にして、感謝されるのはとても心地がよい。喜ばれることをすると、相手からの好意が空気を伝わって、胸にじんわりと降り注ぐ。とても、意地悪はできない、と思うときがある。身近な人びとから、学ぶことはたくさんある。反面教師もまた、しかり。

学ぶことを止めてしまうと人の成長も、そこで終わってしまう。ネットの友だちも、リアルの友だちも、学びあって、成長していきたい。

2011/11/3 Thursday

文化の日に思う

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国が決めた強制的な三連休ではなく、こんな飛び石の祝日はほっとする。急ぎの仕事のことは、今日一日、忘れよう。あちこちで、文化の日のイベントがあるのだが、どちらかというと、引き蘢りたい気分。読みたい本が何冊かあるし、毎日出歩いていた反動で、ゆっくりしたいと思った。

朝からおからを作る。おからは、京都からのお取り寄せ。次回のためにメモを残す。

材料 おから 450g、だし汁800ccくらい、砂糖 大さじ3、醤油 大さじ2、お酒 大さじ2、人参、油揚、椎茸 5、6枚、あさりの佃煮 100g、鯖の水煮1個、長ネギ1本。

1. 人参、油揚、椎茸を千切りにして、油で炒める。この間に鍋にお湯を湧かし、かつお削りを入れて出汁をとる。
2. 中華鍋でおからをゆっくりと炒める。油はひかない、最初は中火、温まったら弱火で、全体に火を入れる。
3. おからが炒まったら、だし汁300cc を全体にかけ、混ぜる。そこに炒めた人参、油揚、椎茸を加えて混ぜる
4. あさりの佃煮を全部入れて、だし汁を残り半分くらい入れて、堅さを見る。まだざらざらと粒が残っているようなら、少しづつ足して様子をみる。
5. 鯖の水煮を入れる。今回は汁ごと加えた。よくかき混ぜてほぐす。
6. 砂糖、醤油、お酒の順で調味料を入れる。
7. 全体を万遍なくかき混ぜ、まだ固いようだったら、だし汁を加えてしっとりとさせる。
8. 長ネギをみじん切りして、最後に混ぜる。火を止めてからかき混ぜてもよい。これで味がしまる。

あさりはむき身が望ましいが、入手するのが大変なので今回は、いただいた佃煮を加えた。他に、レンコン、銀杏などを加えても美味しい。でき立ては、ぼんやりとした味だが、ひえると味が落ち着く。450gのおからだと、中華鍋一杯できるので、1回分づつ、何袋にか分けて、ジップロックに詰めて、蓋を開けて冷やす。冷えてから冷凍する。1月くらいは持つので、おからが楽しめる。

近所にお裾分けした。休みの日に常備食を何品が作っておくと、毎日の食卓が楽しい。この他、里芋とごぼう、レンコンを土鍋で煮た。枝豆を生のまま冷凍しておいて、茹でてみたら、色は冴えないが、味はなかなか。この方法も使えると思った。

結局、今日も扇風機がしまえない。11月になってしまった。文化の日は、もっと高尚なことをすべきなのだろうと、少し反省。

2011/10/31 Monday

ハロウィーンもおしまい

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毎日、それなりに充実して過ごしていたら、もう10月もおしまい。あっという間の10月。あちこちに出かけた。
ハロウィーンも、日本で騒がれるようになって来た。寒い冬の前の、賑やかな祭りのような気がする。

11月になると、酉の市だ。今年は三の酉まである。そして、一年は、何事もなかったかのように季節が移っていく。わたしたちの心の中で、大切にするものと、手放すものが、しっかりと分けられた年なのに。

暖かな毎日は、冬がやってくるのを忘れそうだが、準備はしておかないと、慌てる。予想していて、出会うのと、不意打ちは、ずいぶんと違う。捕らわれるのは嫌だが、ときどきは気にしておきたい。今日も揺れた。まだ、地震も続くのだろう。

2011/10/11 Tuesday

イベントが待っている

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三連休の後は、ゆっくりする暇もない。週末までに片付けることがたくさんあるのだ。セミナーも予定にいれた。そんな慌ただしい中、明日は、夜の古文書講座の前に、ヴェネチア展に行くことにした。

出かける前に資料も用意しておきたいから、夜まで仕事をしている。本当は、浅草から両国まで船に乗って、ヴェネチアの旅を楽しみたかった。やりたいことは、時間の制限、お金の制限があるように思われる。だが、実際のところ、無駄に時間やお金を使ったところで、体勢に影響はないのだ。慎ましい桁なのだから。

いちばんの贅沢は、オペラを演出することや、映画を取ることだと思う。テーマパークの建設なんていうのもいい。今の時代、節約が美徳とされているけれど、本当は、ちょっぴりの贅沢が必要なのだ。それがあれば、生活が快適になるもの、心が晴れ晴れとするもの。

毎日、同じ食事の繰り返しがつまらないように、洋服も、住まいも、変化を付けていきたい。季節に合わせて、少しづつ変えるのは、当たり前のこと。自分自身に退屈しないように、気をつけなくては。

日々、新しいことを期待するのではなく、自分が創り出す。それが人生のひとつの楽しみになる。

2011/10/9 Sunday

着物でお出かけ

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祇園祭で浴衣を着て以来、今年は単も着ていなかった。さすがに10月なので、袷の着物を出す。

時間を置いて着物をきるので、白地の村山大島の着物に、赤地の名古屋帯を取り出す。まず、たれをどちら側にだすのか、本を広げて確認した。着物までは普通に着られるのだが、帯が難しい。30分でなんとか着て、出かけた。

清澄白河は、家から錦糸町まで快速に乗り、半蔵門線に乗り換えて二つ目。

大正館は、清澄庭園の入口にあって、窓からお庭が一望できる。ちょっと得した気分。江戸についての新知識を得て、楽しいセミナだった。将軍は鷹狩りにでるとき、専用の階段を使って、江戸城から隅田川経由で両国に付く。そこからは、籠に乗って進む。このセミナでは、特製の虎屋のお菓子をお土産にいただく。江戸の復刻版だそうだ。

知合いと待ち合わせして、おそわったカフェでお茶をした。この付近にはオシャレなカフェが少ないので、貴重な場所。スイートポテトが美味しかった。

2011/10/7 Friday

三連休が多すぎる

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九月から十月にかけて、三度も三連休があって、曜日感覚がおかしくなる。昔のような飛び石連休のほうが、風情があるのではないか。

明日から、三連休というので、夕方、そごうに買い出しに出かける。秋だというのに、野菜が高いのには驚く。台風や大水のせいらしいが、安心して、サラダが食べられるようにしてほしい。

安全な食を考えて、なるべく手をかけて作るようにしている。大豆を煮て、切り昆布を入れる。シソの実をオリーブオイルで炒めて、砂糖、味噌を絡めて、シソ味噌にする。日本人が古来から作って来た食べ物なら、安心な気がする。郷に入っては郷に従えの言葉どおり、その地方にしかないものは、生活に必要だから残っているのだ。

千葉県なら、サツマイモと落花生。梨、蜜柑など。こんな時代だから、安全なものを食べて暮らしたい。三連休は、遠出はせずに、家で本を読みたい。県立図書館の目の前にいるのに、図書館にも行けていない。

明日は清澄庭園で江戸のセミナに行く。着物で出かけようと思っているので、早起きしよう。

2011/10/2 Sunday

衣替え

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今年も夏が終わって、さら暑い日が続いた。不思議だが、お彼岸の頃、台風がやってきて、いきなり涼しくなる。

いよいよ衣替えしなくちゃと、半袖の夏物を片付ける。まず、夏物を片付けて、クリーニングするものを選別し、引き出しを空にしてから、秋冬物を出す。引き出しのほかに、ウールのものは茶箱に入っている。これを1つづ開けて、中身を確認する。雨の日はやりたくないから、土日のどちらか一日を費やす。

年に二回の衣替えでは、十分でなく、晩秋にもう一度、コート類を出す必要がある。夏に35℃近く上がった気温が、冬には5℃くらいまで、下がるのだから、衣類で温度調節するしかない。猫も夏毛が生え変わって冬毛になる。

洋服は、その日の気分や健康状態にもよるが、お出かけのとき、正装すると気分までしゃきっとなる。人が訪ねてこない日でも、それなりのオシャレが大切。オンとオフを使い分けてくれるのだ。

2011/9/29 Thursday

続・近世畸人伝の面白さ

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昨日の古文書講座は、池大雅。文人画が有名な画家である。あるとき、大富豪から絵を頼まれていて、なかなか書かず、使いの者がくると、いつも「近日」としか答えない。何度も足を運んで、空手でかえる使いの童僕が、独り言のようにののしっていたった。この死に損ないの絵師、自分は偉いと思っている自負心なのか、それとも単なる怠け者なのか、こちらは何度も来ているのに、書かないなんて。それを聞いた大雅は、なるほど、もっともだとその子を追いかけ、待たして、すぐに絵を完成させたという。

また、ある書店の使用人が、店の金を使い込んで遊興した。そのことで首になり、他国にいくという別れに来ると、大雅は、自分が主人に取りなして謝ってやろうといった。さらに持っている書画や骨董まで売って、その使い込んだお金の弁済にあて、使用人は、また、働けるようになったという。

この人のエピソードはまだまだ続くのだが、こんな面白い話を、どうして、古典でとりあげないのだろうか。

2011/9/27 Tuesday

近世畸人伝の面白さ

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三年前から、社会人を対象に夜7時からの古文書講座を開設した。題材は、『近世畸人伝』から、講師の先生が、その生き方のユニークな人を選んで、読み解く。初心者向けなので、くずし字の解説もする。

この近世畸人伝、あまり世の中には知られていない。江戸の話は、大河ドラマでも取り上げられているのに、不思議だ。池大雅の人となり、また、その風変わりで物にこだわらない性格を知ると、彼の書画のよさが、さらに理解が深まる。

伴蒿蹊(ばん・こうけい)の書いた本は、活字にもなっているが、こちらをさらりと読んでも、面白さがそれほど伝わってこない。やはり、くずし字を解読しながら、そして、時代背景なども交えて、お話を聞くと、感心することが多い。

2011/9/26 Monday

It is high time

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物事には潮時というものがある。旅でも戦でも潮目を見て、船を出した。

その時が来る前に、無理にやりたくないことをやっても、期待する成果がでない。そのときになれば、日頃の何倍もの処理能力で、一気に片付けることができる。

締切がなければ、仕事に取掛からないという人も多い。high timeは、その人のリズムがあるから、心を清らかにして、その時がやってくる音に耳を傾けよう。

定期的にfield dayを設け、その日は仕事をせずに、大掃除をする。いらないものを捨てる。捨てるもの、残しておくものを判断する。なまはんかな気持ちでは終わらないから、一日かけて、集中して実施する。

家庭でも、field dayは必要。家の中には、正体不明なモノがあふれている。それらはどんなに高価でも、放って置かれたら、ゴミに等しい。

ゴミの中で暮らしていたくないから、クリエイティブな仕事をするために、モノを片付ける。収納ではなく、手放すことが大切。

涼しくなったら、急に仕事がたくさんしたくなった。暑いうちは、日々決められたことをやるのが精一杯だった。この気温の差は、すばらしい。

2011/9/24 Saturday

三連休はリセットの時間

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今年のように三連休が二回も続くのは珍しいのかもしれない。前半、お出かけしたので、後半はお墓参りの他は予定をいれていない。

家の中で、書類の整理や、衣替えをやろうと決めていた。台風の後、いきなり、涼しくなって、仕事がはかどる。これまでは、夏に冷房して、無理やり効率をあげていたのかもしれない。今年は、冷房なしで過ごしたから、こまごまとした片付けものは、後回りになっていた。

物事にはすべて順番と、決められた場所があって、そこに納めれば、ジグソーパズルの一片のようにぴったりと収まるのだ。整理整頓というよりは、決められた場所に戻してやること。書類は、ゴミ箱に入るのがふわしいものと、フォルダーにしまわれるべきものとがある。それを見極めること。

昔、外資系の会社で、膨大な書類の整理を担当していた。隣の部では、カテゴリーを作って、それに合わせて分類していたが、うちは違う。日付順にしまう。オリジナルのあるものは破棄する。必要ならその部署からみせてもらえばいい。

機密書類といわれる、部外秘、極秘の書類も、一年経つとたいていはゴミになった。もちろん、シュッレッダーで細かく刻むのだが、いらないことはいらない。本当に必要な書類は、1/20。家庭でも同じようなことが言える。

特にいまはwebベースでデータを見ることができるから、必要な書類は本当に少ない。三連休に、一度すべてをリセットして、10月から、新しい半年を迎えるのは理にかなっている。お正月、四月、七月、十月と、年に四回のチェックポイントがある。それを習慣にすれば、探し物で何時間もかけることがなくなるだろう。

断捨理の一種だと思うが、捨てることがポイントになる。

2011/9/23 Friday

彼岸の墓参り

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例年のように、朝六時に起きて、お墓参りに出かける。今年は三連休の初日にかかるので、どこも混雑していた。朝六時過ぎは、肌寒いくらいだったのに、やはり九時過ぎると、夏のような日差しになる。

帰り道は、ナビが伝えるように中野で降りて、平和公園北門から入った。ここも相当な賑わいぶり。あの台風を経験して、みなお墓が気になったのではないか。都合、五か所を回って、途中、草むしりなどして、十二時少し前に戻ってきた。

車に乗って、歩いて、また、車に乗っての繰り返しのはずが、結構疲れている。こういう日はクリエイティブな気持ちになれない。帰ってきたら、知合いがぼた餅を届けてくれていた。きな粉、ゴマ、こしあん。どれもたっぷり入っていて、大きい。

夕暮れ時から、涼しくて、窓をしめようと思う。残暑厳しいといわれているが、お彼岸までなのだろうか。こんな天気がよいと、台風のことなどすぐにわすれてしまう。雪が降っても、止まる電車、台風にも豪雨にももろい都会の暮らし。それでもここを逃げ出すことはできないから、できる範囲で、工夫して暮らしていくしかない。

友だちとのネットワークは、本当に貴重。昔は親族だけだったのが、ネット友だちも親戚付き合いしている。玄関に生けた、カサブランカが上品に香る夜。

2011/9/21 Wednesday

京都の知合い、兄貴の話

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あんな台風を経験したのだし、今日は地震もあったし、忘れないように書いておこう。

京都の知合いの旦那さまが、9/17に亡くなった。享年41歳。この方々とは不思議な縁で結ばれている。最初は巨大コミュの京都オフ。着物で京都という楽しい企画だった。その後、祇園祭にお茶会があって、そのときもドレスコードは着物。当時、浴衣も満足に着られないわたしは、東山で着付けをしてもらい、タクシーで四条まで。地下鉄を乗り継いでどうにか、集合場所に向かったのだ。

奥さんはすてきな姉御肌の方。きっぷもいいし、親切だし、頭の回転も早い。それは、もう5年前のことになる。京都の人は冷たいと勝手に思い込んでいたわたしに、京都の温かさ、優しさを教えてくれた人たち、いつも感謝している。あれ以来、祇園祭には京都に行くものと決めた。

その旦那さんが急病になって、入院して、それから6年あまり、旦那さまが不治の病とわかると、彼女は、いきなり入籍してしまう。夫婦別性だと、手術や治療についての判断を仰ぐとき、面倒だからというのが、彼女のいい分。そういう人なのだ。病気見舞いをもって現れた友人は、祝儀袋に入れ替えたとか。

京都に行くたびに彼女のことを思い、でも三回しか、見舞いに行けなかった。今年の祇園祭でも、ちょっと寄れてよかった。暮れにも会うことになっていたのに。

お通夜、告別式、やりません。
火葬、のちのち完全散骨です。
「仏教徒ちゃうしなあ。まぁそのうちみんなで飲み会でもしてくれ」との故人の意向に沿います。

と宣言して、喪服じゃなくて、平服でみんな集まった。火葬場ではめちゃくちゃ浮いていたらしいが、知らない人同士も親戚の家にいるような心地よい、なごやかな時間と空間を共有したらしい。行くことができず、申し訳ない。

眠るような最後だったということで、ほっとしている。6年間、ふたりともよく頑張ったね。そして、こういう友だちがいることが、誇らしい。彼女もまだ若いのだから、なんでもできるはず。

意地を通して、最後まで見届けた彼女に、たくさんの幸せが降り掛かりますように。

2011/9/20 Tuesday

台風接近中

Filed under: - site admin @ 23:51

これまで、台風が怖いと思ったことはなかった。新潟まで出かけて、ジェットフォイルも、フェリーも動かず、戻って来たこともあったのに、それは台風を軽視していたから。

今年は地震に始まり、放射能、土砂災害と、次々と難題が出されている。自然が、わたしたちに、なんとかしなさいと、訴えているような気がしている。

気象庁の発表する台風情報によれば、明日夜の古文書セミナの終了時が、台風接近の時刻と重なる。参加者と講師の先生に、23時すぎにメイルを送る。こういう場合、主宰者判断が一番大切。安全を確保しなければいけない。夜、19時からのセミナなので、12時時点での天気、台風予報で開催か中止かを決める。その後、台風がそれても仕方のないこと。

セミナは、どこかで代替えすればいいのだから、冷静に判断しよう。

穏やかな秋の日が、突然、暴風雨に変わる。それも人生のひとつ。準備しておけば、今夜は安心して休めるだろう。

2011/9/19 Monday

『ゲーテの恋〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」』特別試写会

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忙しいときに限って、試写会に当たり、毎日のように出かけている。この映画は、六本木で9/15に開催。ドイツ語の映画は、久しぶりかもしれない。

真面目で、正統派のドイツ映画である。主人公のゲーテは、ハンサムでお茶目な青年だし、ロッテ役の女優さんも愛らしく、きびきびと働く。二人が恋に陥るのは自然なことで、それが成就しないということも、当時は珍しくなかったと思う。

とにかく、自然の風景がすてきだ。こんな中で、好きな人と過ごす一日は最高だろう。ドイツの町を旅したような気分になった。

芸術家は挫折なしには、成長しない。幸せな人が小説を書けないように、思い出や、哀しみが人の一部を作るのだと思った。劇場でごらんになることをお薦めする。

goethe

webサイト

2011/9/12 Monday

おくのほそ道を、芭蕉の自筆本で読む

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おくのほそ道を、松尾芭蕉の自筆本コピーで読むという講座、いよいよあと数回で完結する。途中で担当の先生も変わられて、長い旅だった。

一字一字、語句の意味や歌の解釈も合わせて習っているから、各駅停車というよりは、徒歩で進む旅だ。活字でさらりと読むと、気づかなかった言葉の重みがある。

そんな贅沢な時間を過ごしているのだ。この講座の帰り道、京橋の画廊で、作家先生を囲む、和やかな会があった。持参の白ワインと、ホワイトチーズで、オープニングの乾杯をする。銀座からほど遠くないこんな場所で、密かに宴が開かれていたなんて、誰も気が付いていない。

江戸の古文書を習って、京橋の画廊で祝杯をあけ、八重洲の本屋で欲しかった本を手に入れる。豪華な一日だった。

すてきな時間を過ごして、帰り道、荷物がたくさんあるのに、八重洲の古本屋さんで、ユリシーズの二巻ものを買い求めた。河出書房、丸谷才一訳と書かれている。うちには日本語版は一冊もないので、うれしい。

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